
アイアンが左に行っちゃうんだよね

ドライバーは左に行かないの?

行かないわけじゃないけど
アイアンが特に気になる

原因を見つけて対処すれば
大丈夫ですよ!
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
アイアンが左に行く原因と解決策
アイアンショットが左に行く原因と解決策について、アドレス、スイング、道具の3つの観点から解説します。
アドレスの問題と解決策
(1) ボール位置が左すぎる
原因:
・ボールが左足寄りにあると、インパクトでフェースが閉じやすくなり、左に飛びやすくなる。
解決策:
・ミドルアイアン(7番~6番)はスタンス中央寄りに置く。
・ロングアイアンはボール1個分左へ、ショートアイアンはボール1個分右へを意識。
ボール位置については、
「ゴルフ ボール位置で迷わない、唯一の理論!」
「ゴルフ 「ボール位置と球筋の関係」の基本的な考え方」
に詳しい解説がありますのでご参考になさってください。
(2) スタンスがオープン
原因:
・体の向きが左を向いていると、自然に左へ打ち出しやすくなる。
解決策:
・アドレス時にクラブフェースをターゲットに正しく合わせる。
・スタンスラインを飛球線と平行にし、肩・腰・足をスクエアにセットする。
アドレスについては、
「ゴルフ 方向の合わせ方はどうやる?右を向いてしまう人も必見!」
で、具体的なやり方が分かります。
スイングの問題と解決策
(1) インパクトでフェースがかぶる(フェースが閉じる)
原因:
・インパクト時に手首が過剰に返る(リストターンが強い)。
・グリップが強すぎると、自然にフェースが閉じやすくなる。

特にインパクトで左手をギュッと
握ってしまうとフェースが閉じます
なるべくグリッププレッシャーは
一定に!
解決策:
・グリッププレッシャーを一定にして、フェースがスクエアのままボールに当たる感覚を持つ。
・「左手甲がターゲットを向く」イメージでインパクトを迎える。
(返し過ぎない、左手甲を下に向けないという意味です)
(2) アウトサイドイン軌道(カット打ち)
原因:
・クラブが外から入るとフェースが閉じやすくなり、左に飛びやすい。
逆にフェースが開くと大きなスライスになるため、ドライバーがそのような球筋の場合、カット軌道(アウトサイドイン軌道)を疑いましょう)
解決策:
・テークバックでクラブをインサイドに引きすぎないようにする。
(インサイドに引くとループしてアウトサイドから下ろしやすくなるため)
・ダウンスイングで「右肘を体の近くに下ろす」イメージを持ち、インサイドから振る。
右肘については、
「ゴルフ 右肘の使い方【動画で納得!位置や角度、伸ばすか否か】」
に詳しく解説しています。
(3) 体の開きが早い
原因:
・ダウンスイングで上半身が早く開くと、フェースが左を向きやすい。
(肩がオープンの状態でクラブを振るのでフェースが飛球線に対して閉じるということで、振り遅れてフェースが開くのとは意味合いが違います)
解決策:
・「右腰から回す」意識を持ち、体幹主導のスイングをする。
(左腰を引いてしまうと体が開きやすいための表現です)
・インパクトまで右肩が前に出ないようにする。
道具の問題と解決策
(1) シャフトの影響
問題:
・柔らかいシャフト(特にトルクが大きいカーボンシャフト)だと、インパクトでフェースが閉じやすい。
・重すぎるシャフトは、タイミングが合わず左に引っかけやすい。

柔らかいと開くと勘違いされている
方もいますが、戻り幅が大きくなる
ため閉じやすくなります
(極端に柔らかいと開く場合あり)
解決策:
・しなりすぎるシャフトを使用している場合は**剛性の高いもの**に変更する。
・逆に、重すぎて振り遅れている場合は、10g程度軽いシャフトを試す。
(2) ライ角の影響
問題:
・ライ角がアップライトすぎると、フェースの向きが左を向きやすくなり、引っかけやすい。
解決策:
・クラブのライ角を測定し、必要に応じてフラットに調整する(例: 1~2度フラットにする)。
ライ角については、
「ライ角とは?【身長との関係、アップライト・フラットも解説】」に詳しくご説明しています。
(3)ヘッドの影響(ライ角以外)
左に行く原因はライ角以外のヘッドの影響もたくさんあります。
こちらについては、
「ゴルフ フックを直すクラブと技術【お得意様に元クラフトマンが伝えた真実!】
」が参考になると思いますので、ぜひご一読ください。
まとめ
✅ アドレス: ボール位置を見直し、スクエアなセットアップを意識する。
✅ スイング: フェース管理を意識し、体の開きを抑える。
✅ 道具: シャフトやライ角などを適切に調整する。
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