
インパクトの時って
顔の向きは大事なの?

意識したことないけど
何か影響あるのかな?

細かいところが気になって
しまうようですね
個人差があるので見てみましょう
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
インパクトの時の顔の向き【右を向く人】
インパクトの時の顔の向きが右を向く人の例として、松山英樹プロを見てみましょう。
0:38あたりのインパクトで確認できます。
まるで右足前にボールがあり、そこを見てクラブを振っているように見えます。
タイガーウッズ選手も顔はボールに正対していません。
顔を正面に向けて、横目でボールを見ているようです。
0:52あたりのインパクトで見てとれます。
インパクトの時の顔の向き【左を向く人】
インパクトの時の顔の向きが左を向く人の例として、アニカソレンスタム選手を見てみましょう。
4:03あたりのインパクトで確認できます。
アニカソレンスタム選手の場合、インパクトの時の顔の向きが左で、ボールを見てさえいません。
特にアイアンショットに関してそうです。
ドライバーショットの8:42あたりのインパクトを見てみても、顔はボール位置より左を向いています。
これは、アニカソレンスタム選手だけでなく、デビッドデュバル選手や酒井美紀選手にもみられる顔の向きです。
1:57にインパクト参照。
0:15あたりのインパクト参照。
顔の向きは何に影響するか
インパクト時の顔の向きには色々なタイプがあるのが事実としてご理解いただけたと思います。
ただ、スイングを通しての顔の向きは一般的に以下のような影響を与えます。
①肩の回転量
- バックスイングで顔を目標と正対させすぎると、肩の回転が制限されることがあります。
- 逆に、顔を若干右に向ける(右打ちの場合)と、肩が深く回りやすくなり、スムーズな捻転が可能になります。
②スイングプレーン
- 顔が目標を向きすぎていると、スイングが窮屈になり、アウトサイドインの軌道になりやすい。
- 少し右を向くと、インサイドからのスイングがしやすくなる。
③インパクト時のヘッドの入射角と方向
- 頭が突っ込んで(左を向きすぎて)しまうと、ダフリやトップ、プッシュアウトの原因になる。
- 逆に、適度に正面をキープすれば、インパクト時のヘッドの安定性が増す。
④ボールの打ち出し方向
- インパクト前に顔が早く目標方向を向くと、体が開きやすくなり、フェースが開いたまま当たって右にプッシュアウトする可能性が高い。
- 逆に、顔を残しすぎると、体の回転が遅れてフェースが閉じ、引っかけやチーピンになりやすい。
⑤ミスショット(ダフリ・トップ・シャンクなど)
- ダフリ・トップ → 頭が突っ込みすぎている or 早く上を向くと起こりやすい。
- シャンク → 頭が早く左を向くと、手元が浮き、トゥ側が遠くなりやすい。
⑥視界とボールへの集中力
- ボールを強く見すぎると、スイングがぎこちなくなり、スムーズな体の回転がしづらくなる。
- 適度にリラックスして、視野を広く持つことで、自然なスイングになりやすい。
結論
顔の向きは、肩の回転・スイングプレーン・インパクト時のフェース向き・ボールの打ち出し方向・ミスの傾向に影響を与えます。
適度に「顔を残しつつ」、無理のない範囲で動かすことが重要です。
まとめ
・インパクト時の顔の向きに正解はないが、起きやすい現象がある。
・肩の回転量、スイングプレーン、フェースの向き、ダフリ・トップなどに主に影響する。
・自分にとってどれが都合がいいのかやってみるしかない。

顔の向きも大事ではありますが
前傾を保った正しい軸回転の方が
より重要です
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