
アドレスでの体重って
どこにかけている?

僕はつま先寄りかな

私は土踏まずだと思う

tike
それぞれメリットとデメリットが
ありますので解説します
私は32年間ゴルフにたずさわり、1万人以上のお客様と接し、数千件のスイングを見てデータ計測をしてきました。クラフトマンとしてクラブ選びはもちろんのこと、修理、調整、組み立てもしていた店長経験もある販売員という立場で、「分かりやすさ」をモットーに情報を発信しています。
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
アドレス時の「足裏のどこに体重を感じるか」は、スイングタイプ・体の使い方・年齢や可動域によって向き不向きがはっきり分かれます。
結論から言うと「正解は一つ」ではなく、狙っている動きに対して合理的かどうかが重要です。
① つま先寄りに体重を感じるアドレス
メリットとデメリット、向いているタイプや代表的なプロゴルファーも紹介します。
メリット
- 前傾が深くなりやすく、回転量を出しやすい
- 体の反応が速く、振り遅れにくい
- フェードヒッター、操作派に向く
デメリット
- 下半身が流れやすく、前突っ込み・シャンクのリスク
- 体幹が弱いと再現性が落ちる
- 年齢とともに疲労が出やすい
向いているタイプ
- 若い/運動能力が高い
- 深い前傾・縦振り要素が強い
- フェード、カット軌道がベース
代表的プロ(傾向)
- ローリー・マキロイ
- コリン・モリカワ
- アダム・スコット

tike
※「つま先“べったり”ではなく
母趾球に圧を感じるタイプ」です
② かかと寄りに体重を感じるアドレス
かかと寄り体重は多くはありませんが実はメリットもありますよ。
メリット
- 骨格で立てるため、再現性が高い
- 下半身が安定し、方向性が良い
- 年齢を重ねても疲れにくい
デメリット
- 回転不足になりやすく、振り遅れ・プッシュ
- ダウンで起き上がるとトップしやすい
- 飛距離は出にくい傾向

tike
ドラコン選手でも
かかと寄り体重の人います
「傾向」としてのお話です
向いているタイプ
- 体幹より骨格で安定させたい
- 左へのミスを嫌う
- ドロー系・インサイド軌道
代表的プロ(傾向)
- ザック・ジョンソン
- マット・クーチャー
- フレッド・カプルス(晩年)
③ 土踏まず(母趾球〜土踏まず)に体重を感じるアドレス
一番多いタイプです。
メリット
- 最も汎用性が高く、再現性が高い
- 前後左右への対応力が高い
- ミスの幅が小さい
デメリット
- 良くも悪くも「特徴が出にくい」
- 意図的な球筋操作はやや難しい

tike
あまりデメリットとは
言えませんが
向いているタイプ
- アマチュア全般
- 方向性重視
- 体に負担をかけたくない
代表的プロ(傾向)
- タイガー・ウッズ(特に全盛期)
- 松山英樹
- ジャスティン・ローズ
重要な補足(ここが一番大切)
あまり言われませんが、「静的バランス」「動的バランス」のお話です。
✔ プロは「静止時」より「動き出し」で判断
多くのトッププロは
- アドレスでは土踏まず
- バックスイング初動で
- つま先側に圧がかかる
- または右足かかとに溜まる
という動的バランスを使っています。
✔ 感覚と実測はズレる
プレーヤー本人は
「土踏まずに立っている」
と思っていても、
実際は母趾球寄りというケースが非常に多いようです。
まとめ
- 方向性重視
- 年齢を考慮(若い方は違いますが)
- 再現性を優先
といったことを考えると、
👉 「土踏まずやや母趾球寄り」
👉 かかとには乗りすぎない
が最も合理的と言えます。

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