ブリヂストンゴルフクラブセットを
買おうと思うんだけど、
種類がいくつかあって、
違いが気になるんだよね
違いを知ってから購入した方が
納得度が上がりますよね
調べてみましたので参考にして
ください
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こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
ブリヂストンゴルフクラブセットの違い
今回比較するブリヂストンゴルフクラブセットは以下の5種類です。
・ブリヂストンゴルフBG-100(以下BG-100と表示)
・ツアーステージV101(以下V101と表示)
・ツアーステージV6000(以下V6000と表示)
・ツアーステージV002(以下V002と表示)
・ツアーステージV562(以下V562と表示)
但し、V6000とV002は、実はスペック(長さ、角度、バランス等々)は同じで、 違いはデザインとキャディーバッグの色くらいです。 (キャディーバッグの色:V6000=黒 V002は白)
以下、【値段】【本数】【重さ】【長さ】【ロフト角】【ライ角】【バランス】【硬さ】【素材】【大きさ】の違いを見ていきます。
値段の違い
V562が一番安いですが、キャディーバッグが付いていません。
他の商品と同等のキャディーバッグを付けると、9万円くらいになると予測されます。
V101もお安くなっていますが、クラブ本数が少ないのが影響しています。(後述あり)
なお、値段はネットによる検索で参考価格としてとらえてください。
また、実店舗でも基本的に大きな値段の差はありません。
年式が古くなってもほとんど値段が下がらないのがこういった「セットクラブ」の特徴でもあります。
(むしろ昨今では値が上がる場合があり)
本数の違い
それぞれの内容は、
10本:1W・5W・U4・6I・7I・8I・9I・PW・SW・パター
11本:10本プラスAW(=PS)
12本:11本プラスU5
となっています。
*1W、U4、7Iなどの語句が分からない方は、
「ゴルフクラブセットを徹底比較「何が違う?どれがいい?」の疑問を解決!」でご確認ください。
なお、AWは、上達を望まれる方は早い段階で慣れた方がいいので、11本以上がおすすめです。
重さの違い
重さは、一番手っ取り早くクラブ性能を知るスペックです。
重いと再現性が増し、安定感につながりますが、重すぎると速く振れないので、 飛距離が落ちます。
そのため「振り切れる範囲で重いもの」が良いとされます。
クラブ全ての重さを知る必要はありません。
1W(ドライバー)と7I(7番アイアン)をチェックして、違いを理解しましょう。
1Wは全機種300gを少し割っていますので、重すぎず軽すぎずで丁度いい感じです。
一番軽いのが291g、重いのが297gありますが、この程度の差は気にしなくていいレベルです。
V101は調べがつきませんでしたが、(調べがついた)シャフト重量から判断すると、大差ないと予測できます。
アイアンを見て見ると、Rのシャフトはカーボンで、7Iは370gを超えており若干重めの設定です。
とはいえ逆にこれは安定感を高める重さとも言え、初心者の段階ではなんら気にする必要はありません。 (但し、高齢の方にはこれが重すぎる場合もあり)
一方、Sのシャフトはスチールなのですが、こちらは結構差が大きくなっています。
一般的には7Iは、スチールシャフトなら415g前後が使いやすいとされており、430gを超えてくると (数値だけで言うと)男子プロが使うレベルの重さです。
・やや軽め=BG-100
・使える重め=V6000、V002、
・重め=V562
と言えますが、V562のS(スチールシャフト)は、力の強い方向け (正しくはヘッドスピードが速い方向け)なので注意してください。
長さの違い
長さは、アイアンではあまり差が出ないのですが、1Wなどはかなり差があるのもあります。
結果は、BG-100が0.25インチ他のより長くなっています。
はっきり言って微差なので、無視していいレベルです。
どれも標準の長さなので、安心して使ってください。
アイアンは、BG-100がRで0.5インチ、Sで0.75インチ長くなっています。
これは、長さを長くすることでヘッドスピード上げ、飛距離を出そうという意図です。
スチールシャフトの軽量化により長さを稼げたため、このようなことができました。
力がない(正しくはヘッドスピードが遅い)が飛距離が欲しい人には有利な クラブになります。
BG-100は、U4もほかの製品と比べて0.5インチ長くなっています。
ただ、長さに対する重さはやや重い設定になっているため、人によっては 飛距離が出ない可能性があります。 (個人的には長さを長くするなら、重量はもっと軽くすべきだと思います。)
*このあたりに、私が買うならこれを1番にしなかった理由の一つがあります。
参考サイト:32年でゴルフ販売員をやめた私が、自分が初心者だったら買うクラブセット
ロフト角の違い
クラブヘッドの角度は、飛距離や高さ、方向性に影響します。
基本であるロフト角とライ角を見てみましょう。
BG-100のみドライバーのSが9.5°になっています。
ヘッドスピードが速いと、少ないロフトを使って飛距離を出すのが一般的ですが、 初心者の方は少ないロフトにより、変なスイングを身に付けてしまうことも あるため、むしろ10.5°をおすすめします。
7IもBG-100のみ28°となっており、飛距離を意識した設計になっているのがうかがえます。
他の7Iは31°で、ボールが上がりやすいのが特徴です。
ライ角の違い
ライ角は全て同じ設計でした。
ただライ角というのは、長さに対して見る必要があり、1WはBG-100のみ 0.25インチ長いため、他の1Wよりアップライトな設計で球がつかまりやすく (右に行きにくく)なります。
(ただしこの程度の微差はほぼ影響がありません。)
注意すべきはBG-100の7Iです。
ライ角は他と同じ62°ですが、長さがRでも 0.5インチ、Sだと0.75インチも長くなっています。
これだと構えた時にクラブヘッドの先の方(トゥ)が浮く形となるため、正しいスイングをした時に引っかかる(左に行く)可能性があります。身長の高い方にはそれが合う場合も ありますが、平均身長~低めの方は気に留めておいた方がいい数値です。
ちなみに7Iでお話していますが、アイアンの他の番手も同様に長くなっています。
もう少し突っ込んだお話をすると、長いクラブはつかまりが悪くなるため、それを補う意味でアップライトな設計にすることがあります。BG-100についてはそういう ことでしょう。
(ただ私なら、身長が低めなので、BG-100は第一候補には しません。)
私の第一候補:32年でゴルフ販売員をやめた私が、自分が初心者だったら買うクラブセット
バランスの違い
バランスというのは「振り心地」みたいなものです。
例えば、同じ重量の棒を振っても、手元が重いものの方が、先が重いものより 軽く感じます。
これを数値化したものとお考えください。
ドライバーはD1、7IはD0でどの製品も同じバランスです。
BG-100の7I、Sシャフトの方はD1になっていますが、影響は考えなくていいレベルです。
フェアウェイウッドとユーティリティについてもほぼ違いがありません。
BG-100はAWのSがD2、SWのRがD2、SがD3ということで、重めのバランス設計になっています。
おおよそのイメージとしては、D1→D2→D3と、 数値が大きくなるにつれ、ヘッドの重みが2gずつ増していく感じです。D0が一応標準バランスですが、D3はやや重いかな?という感覚でOKです。
硬さの違い
硬さ表示は全商品一緒でした。
・R=レギュラー(普通)でカーボンシャフトを使用
・S=スティッフ(硬い)でスチールシャフトを使用
ちなみに、Rのスチールシャフト、Sのカーボンシャフトもあるのですが、今回ご紹介している商品にはそのラインナップがないということです。
細かくは、シャフトメーカーの違い等はありますが、最初は気にしなくて大丈夫です。
知っておくべきことは、シャフトの硬さには統一基準がないということです。
素材の違い
素材については全種類同じで、1Wはチタン、その他はステンレスです。
全く問題ありません。
大きさの違い
ヘッドの大きさは、基本的には大きい方がスイートスポットが大きくやさしいと言えます。
V101など不明なものもありますが、1Wは皆460と大型ヘッドです。
その他はBG-100のU4はやや大きめのヘッドでやさしいと感じます。
ブリヂストンゴルフクラブセットを選ぶ時のポイント
ゴルフクラブ選びは奥が深いものですが、入門者や初心者の方が特に大事にすべきポイントをお伝えします。
値段を見る
入門者や初心者の方はまず「値段」を見てください。
なぜなら「値段」は、クラブに最も重要な「精巧度の高さ」に関わるからです。
「精巧度の高さ」というのは、製品には「公差」というものがありますが、 その基準が厳しいものが、精巧度の高いものです。
あまり安価なものだと、その精巧度が低くなり、スイング作りに弊害が出ます。
具体的には「重さやバランス」「ロフト角やライ角」の基準があまくなるため、 ミスの原因がクラブにあるのか、自分のスイングにあるのかが分からなくなる(というか気づけない)というのが最大の難点です。
具体的に「精巧度の高さ」をある程度求めるなら、最低7~8万円前後のクラブに なります。
今回ご紹介したブリヂストンゴルフクラブセットは全てこの条件に当てはまりますので、この問題はどのクラブを選んでもクリアできます。
セットの本数と内容を見る
次に「セットの本数と内容」を見てください。
まずは「本数」ですが、 ゴルフクラブはルール上、14本が上限です。
上達を望まれるならなるべくこれに近い本数を選ぶべきです。
「後から足そう」という考えは持たないでください。 欲しい番手の重さ、硬さ、長さ、角度は、ほぼ見つからないからです。 (バラ売りの高額品でそろえたクラブなら見つかる場合もありますが、初心者用 セットクラブでは無理です。)
「セット内容」というのは、どのような番手でセットが組まれているかということです。
ものによっては「5Wではなく3W」「ユーティリティではなく5I」「AWはなし」といった ものがありますが、おすすめは「3Wではなく5W」「5Iではなくユーティリティ」 「AWあり」のセットです。
細かな理由はありますが、早い段階で色々な番手を打つことは、ゴルフスイングの奥深さに気づき、スイングが洗練されますし、 次に買い替える際の参考にもなりますので、ぜひユーティリティやAWのセットされたものを選んでください。
この視点から見てもブリヂストンゴルフクラブセットはいい組み方をしています。
*V101のみAWがセットされていないのは残念です。(値段を下げるための施策と思われますが)
重さや硬さについては、安価なものだと「重すぎる、硬すぎる」ものがあり、 注意が必要です。
総評とおすすめのセット
5つのブリヂストンゴルフクラブセットの違いは、商品スペック上は微々たるものでした。
それを購入の決め手にする必要はありません。
この段階でのクラブ選びに大事なことは「クラブセット内の統一感」です。
これこそがゴルフの上達を最短、最速、確実にする秘訣です。
(「もらい物」や「色々なクラブが混在している物」などはここが心配なので 私はそれは止めておくことを強くおすすめしています。)
統一感というのは「長さ、バランス、角度等」がバラバラではない、精巧度の高い もの、つまりはきちんとしたメーカーの7~8万円以上のものを買うというのが結論と言えます。
そういう意味で、ブリヂストンゴルフクラブセットはどれもおすすめできる商品です。
その中でもあえて私なら「V6000」を買います。
新商品のBG-100ではなく、少し古いV6000を選ぶ理由は「セット内の統一感が 一番とれている」からです。細かいことは置いておいて、とにかくこれにつきます。
V6000をおすすめする理由をさらに細かく知りたい方は、
「32年でゴルフ販売員をやめた私が、自分が初心者だったら買うクラブセット」をご参照ください。
ちなみにこの商品は、以前の参考価格が79800円、現在が89800円となっています。
購入をお考えの方はお早めに!
この商品が終わったら、これほど「セット内の統一感がとれている」商品が出てくるか心配です。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
心おきなくゴルフが楽しめる世の中でありますように。
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