
「突っ込み癖」があるみたいでさ
でも気を付けてもなっちゃうんだ

強制的に直っちゃう練習とか
ないのかな

一発で直すとかは無理ですけど
効果的な練習はあります!
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
突っ込み癖に困ったらこの練習
分かっちゃいるけどなってしまうから困るのがゴルフスイング。
だから、突っ込むと打てない練習にトライしてみてください!
片手打ちからの両手打ち
右手片手打ち→左手片手打ち→両手打ちの順番で
右手片手打ち
方法
- 使う番手はウエッジ
- 右手で持つ
- 右手の上腕を左手で持つ (これで手だけで打つのを防げる。上体も一緒に回ってくれる。)
- 肩から肩の振り幅でアプローチショットをする
👉 クラブの重さを利用して
ポイント
- 重たいクラブで「打ちに行く」を封じ込める
- 右手の上腕を左手で持つことで「手打ち」を封じ込める
- 振ったら当たって飛んで行った感じをつかむ

×ボールを打ちにいく
〇クラブを振ってボールに当てる
左手片手打ち
方法
- 使う番手はウエッジ
- 左手で持つ
- 左手の上腕を右手で持つ
- 肩から肩の振り幅でアプローチショットをする
ポイント
- クラブの落下するスピードを感じながら
- 体の回転と腕の振りを同調させて
- 肩幅の中でクラブを振っている感じ

右手片手打ちより難易度アップ
手先でのコントロールできない
体が主、腕は従の関係で
両手打ち
方法
- 使う番手はウエッジ
- 普通に両手で持つ
- 肩から肩の振り幅でアプローチショットをする
👉 片手打ちを思い出しながら
ポイント
- 片手打ちと同じリズム・テンポで
- 肩幅の内側でクラブ操作する気持ちで
- グリップ圧を終始変えないように

ボール位置にも気を付けながら
(ボール位置と球筋の関係)
足閉じスイング
方法
- 使う番手はミドルアイアン
- 足をピッタリそろえる
- 普通に打つ
👉 飛距離はよくばらない
ポイント
- 股関節からの前傾
- 体の回転だけで球をとらえる
- 打ち急がない

思い切り打たなくても
ボールは飛ぶことを
体感しましょう
「体重移動はしなくても打てるんだ」
「足を閉じても飛距離ってあんまり変わらないんだ」
「変に力を入れない方がヘッドが走って飛ぶんだ」
など、色々気づけるので、突っ込む必要がないことが分かる効果の高い練習方法です。
高いティーアップで打つ
方法
- 使う番手はピッチングウエッジ
- ティーアップをドライバーの高さにする
- ボールをクリーンに打つ
👉 まずは普段通り打ってみる
ポイント
- 打音がボールを打っているならOK
- 打音がティーを打っているならNG
- 弾道が適正ならOK
- 弾道が高すぎたり低すぎたりしたらNG

突っ込むと低い球とか
てんぷらとかになって
分かりやすい
低い球だからといって、高い球を打とうとすくい打ちになってダメなので、軌道の重要性を理解できます。
極端なダウンブローやアッパーブローはダメ。
ゆるやかなダウンブローが基本。
球の位置が最下点の直前にあるからダウンブローになる。
手で上から打ち込むのではない。

自分のスイングを信じて
ボールに当てようと意識せず
クラブを潔く振ってみましょう!
なぜ「突っ込む癖」は起きやすいのか
1️⃣ ボールを“当てに行く”本能
人は
- 遠くにある物を強く叩こう
- 確実に当てよう
とすると、
👉 無意識に体(特に上半身)をボール方向へ近づける動きをします。

ボールが自分から遠くにある
ドライバーショットに顕著に
表れます
ゴルフではこれが
上体が先に目標方向へ出る=突っ込み
として現れます。

ゴルフでは、本能に従って動くと
上手くいかないケースが多々あり
これが上達することを阻みます
2️⃣ 下半身主導が誤解されやすい
「下半身リード」「左に踏み込め」
この言葉を
- 左へ体重を移す
- 体全体を左へ運ぶ
と解釈すると、「突っ込む」結果となります。
3️⃣ アマチュア特有の“安定欲求”
・ダフりたくない
・トップが怖い
・球をつかまえたい
この不安があるほど
👉 体を前に出して“距離を縮める”動き
👉 突っ込みが強化されます
特に経験が長い方ほど、
「ミスを回避する動き」が染みついているケースも多いです。
4️⃣ 体力・柔軟性の低下(年齢要因)
体が回り切らなくなると、
👉 回転の代わりに移動で当てに行く
👉 結果、突っ込む
これは年齢や体調の影響として非常に自然です。
(ご経験の長い方は、ここも大きな要因だと思います)
突っ込むと何が起きるか(整理)
- 入射が安定しない
- ロフトが立ちすぎる
- 引っかけ or プッシュ
- 芯に当たっても再現性が低い
👉 方向性が最大の犠牲になります。
まとめ
●突っ込み癖を直す練習方法は、
①片手打ち→両手打ち
②足閉じスイング
③高いティーアップで打つ
●突っ込むのは本能
●打つ意識から振る意識への変換が必要
今回の練習方法は、アプローチショットからフルショットにも効果が出るおすすめのものです。
ぜひ、トライしてみてくださいね。
PS:今回見てきたように、「基本」は知っているか否かだけで上達スピードは変わってしまいます。
本当の基本って何か?知りたい方は「基本に悩まないスイング構築の仕方」を前文だけでもご覧ください。

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