「胸を右に向けたまま振る」って
どうなの?
そんなこと意識しないと
ダメなのかな
意識した方がいい人もいますよ
分かりやすく解説します
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
「胸を右に向けたまま振る」と起こること
「胸を右に向けたまま振る」と2つのことが起きます。
①軌道がよりインサイドから入る。
②フェースがインパクトで閉じやすくなる。
詳しく見ていきましょう。
①軌道がよりインサイドから入る
多くのアマチュアはダウンスイングの初期段階で胸を左に回し過ぎてしまいます。
これをすると手をおろすタイミングが遅くなるため、クラブが高い位置のアウトサイドから下ります。
アウトサイドインの軌道になると、インパクトでフェースがスクエアに戻ってもスライスしてしまいますね。
軌道に対してフェースが開くと
スライス回転がかかります
「胸を右に向けたまま振る」ことにより、ダウンスイングの初期段階での胸の回り過ぎを防ぎ、クラブヘッドがある程度下りたところから回転するので、身体の回転と腕の振りが上手くコーディネートされるため軌道が適正になります。
一つの目安として、手が腰まで下りてきても胸は正面より右を向いているというのがあります。
参考になりそうな動画がありましたので見てみてください。(1:58あたり)
一般の方だと手が腰の位置に下りてきた時点で胸が正面を向いてしまいます。
こちらも参考動画をご確認ください。(8:30あたり)
②フェースがインパクトで閉じやすくなる
特にドライバーなどの長いクラブは、フェースがインパクトでスクエアに戻る前のタイミングでボールに当たってしまうことがあります。
この場合、軌道がインサイドから入ってきてもフェースは軌道に対して開いてしまうためスライスになります。
軌道に対するフェースの向きで球筋が変わることについては、「ゴルフスイングの超基本【考え方をマスター・7番アイアンでチェック】」の「「軌道とフェイスの向き」について」をご参照ください。
胸を右に向けたまま振るとフェースがスクエアに戻るタイミングが早くなります。
その結果フェースが開いてスライスする人が、スライスしなくなることは多々あります。
前出の松山英樹選手をはじめ多くのプロゴルファーは、まるで右足の前にボールがあってそれを打っているように見えませんか。
タイガーウッズ選手の動画1:47も参考になると思います。
以上のように「胸を右に向けたまま振る」と、軌道がよりインサイドから入りフェースが閉じやすくなるので、特にスライスでお困りの方には有効な手段となるでしょう。
逆に、フックでお困りの方は意識しすぎると逆効果になることがあり注意が必要です。
まとめ
球筋というのは(打点が適正の場合)軌道とフェースの向きで作られます。
「胸を右に向けたまま振る」と軌道はよりインサイドから、フェースの向きはインパクトで閉じやすくなります。
つまりアウトサイドイン軌道を直したい方、フェースの開きを直したい方にとっては有効です。
ぜひ試してみて、効果を実感してください!
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