
ゆっくり振るドリルって
どんなのがあるのかな?

それって
どんな狙いがあるの?

意図するところが色々あります
①飛距離を落とす
②スイングチェック
③飛距離アップ
など
今回は②と③についてです
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
「ゆっくり振る」は言葉は同じでも狙いが真逆になることがあります。
今回は②と③をはっきり切り分けて、それぞれに合うドリルを紹介します。
スイングチェック目的(正しい動きを身につける)
= 本当に“動作スピード”を落とすゆっくり
ドリル①|3秒トップ・3秒フィニッシュ素振り
やり方
- テイクバック:3秒かけてトップまで
- トップで3秒静止
- ダウン〜フィニッシュ:3秒かけて
- フィニッシュで3秒静止
※最初はクラブなし or ショートアイアン推奨
メリット
- 切り返しでの
・力み
・手打ち
・体の突っ込み
が全部「バレる」 - 「どこが動きすぎているか」「どこが止まっているか」が自覚できる
- フィニッシュの形の良し悪しが明確になる
👉
このスイングチェックの目的は「違和感を見つける」ことが最大の成果です。
気持ちよく振れなくてOK。
ドリル②|インパクト前後だけ超スロー
やり方
- テイクバック〜切り返し:普通
- インパクト直前〜直後だけを超スロー
- フィニッシュまで再び普通
※ボールを打たず、素振りが理想
メリット
- インパクトで
・手が前か
・体が止まっていないか
・ロフトが寝ていないか
を確認できる - 「当てにいく動き」が消えやすい
- ハンドファーストや体の回転の感覚が明確になる

👉
スイングの“中身”を作るドリルです
「ゆっくり振る意識」で、実は飛ばしたい
= 全体はゆっくり、でも“加速”は最大化
ここが一番誤解されやすいところです。
ドリル③|7割スイング・最大音ドリル
やり方
- 振り幅は7割(トップ低め)
- 力感も7割
- それでも
👉 インパクト音が最大になるように振る
※短いクラブ(8I〜PW)が◎
メリット
- 力で振らず、ヘッドが走る感覚が出る
- 切り返しの力みが減る
- 結果的に
・ミート率UP
・初速UP
・キャリーが伸びる
👉
③は「速く振ろうとしない」ことで速くなる代表例。
ドリル④|トップ静止 → 一気に振り抜く
やり方
- トップで1〜2秒静止
- そこから
・腕を振らない
・体を止めない
ことだけ意識して一気に振る
メリット
- 切り返しでの
・タメの消失
・手打ち
を防げる - 下半身→体幹→腕→クラブの順番が整う
- ヘッドスピードが自然に上がる

👉
「ゆっくり=緩む」ではない、
を体で理解できます
②と③の決定的な違い(超重要)
| 項目 | ② スイングチェック | ③ 飛距離UP |
|---|---|---|
| 動作スピード | 全体的に遅い | 見た目はゆっくり |
| 意識 | 動きを確認 | ヘッドを走らせる |
| 成功基準 | 正しい形 | 音・初速 |
| 気持ちよさ | 不要 | 必要 |
まとめ(超シンプル)
- ②:ゆっくり振って「気持ち悪さ」を探す
- ③:ゆっくり振る“つもり”で「加速」を作る
次に、 **「②で作った動きを、③の“飛ぶスイング”へどう変換するか」**を、
順番・判断基準・失敗しやすいポイントまで含めて整理してみます。
② → ③ へつなぐ正しい練習順
結論から言うと、
②で“形と中身”を作る → ③で“エンジンをかける”
であって、同時進行はしません。
STEP①|②のドリルで「最低限ここだけ」作る
まず②のドリルで、全部を完璧にしようとしないのがコツです。
チェックポイントは 3つだけ に絞ります。
②で必須の3条件
- 切り返しで手が先に動かない
- インパクトで体が止まらない
- フィニッシュで立てる(詰まらない)
👉 この3つが
- ゆっくり振って
- 7〜8割くらい安定してできる
ここが ②の合格ライン です。

※球筋はどうでもいいです
※気持ちよくなくてOK
STEP②|「スピードを上げないまま」③の要素を入れる
ここで多くの人が失敗します。
❌ いきなり
「じゃあ速く振ってみよう」
ではありません。
橋渡しドリル|同じスピードで“音だけ”変える
やり方
- 振り幅:②と同じ
- 体感スピード:②と同じ
- 目標:
👉 インパクト音だけを少し鋭く
意識するのは1つだけ
- 「トップから一気に解放する」
メリット
- 動きは壊れない
- それでも初速が上がり始める
- 「ゆっくりなのに強い球」の入口に立てる
👉
ここで初めて
③の芽が出ます。
STEP③|③の本体ドリルに移行
ここでようやく、前回の③ドリルを使います。
再掲|7割スイング・最大音ドリル
判断基準
- ミート音が毎回安定
- トップを大きくしたくならない
- 力を入れたくならない
これが揃えば ③に完全移行OK。
「②から③に移るサイン」
感覚的にですが、こんな変化が出ます。
- 「振ってないのに球が強い」
- 「トップを大きくしたい欲が消える」
- 「頑張ると逆に当たらない」

👉
これが出たら、②は役目終了です
よくある失敗パターン(かなり重要)
失敗①|②をやりすぎる
- ずっとスロー
- ずっとチェック
- ずっと気持ち悪い
結果:
- スイングが“運動”にならない
- 飛ばす回路が眠ったまま
👉
②は 準備運動。
メイン練習ではありません。
失敗②|③を「力を入れること」だと思う
- ダウンで腕を振る
- 切り返しで速く動く
- フルスイングに戻す
結果:
- ②で作ったものが一瞬で崩壊
👉
③は
速く振る ×
速く当たる ○
1回の練習の理想配分(例)
- ②チェック系:5〜10分
- 橋渡しドリル:5分
- ③飛ばす系:10〜15分

👉
合計30分以内がベストです
最後に(かなり大事な一言)
「ゆっくり振る」は
**技術ではなく、使い分ける“道具”**です。
- 迷ったら②
- 飛ばしたい日は③
- 崩れたら②に戻る
この往復ができるようになると、
年齢を重ねてもスピードは落ちにくくなります。
PS:さらに効果を上げるための前提知識として、「ゴルフ 基本に悩まないスイング構築の仕方」のご確認をおすすめします。


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