肩は地面と平行に回すんじゃないの?
肩は縦に回すとか
聞いたことがあるけど
そんなに考えないとダメなのかな?
肩は回しているつもりでも
回っていない人も多いです
一度はチェックしてみましょう!
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
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ゴルフスイングにおける正しい肩の回し方
ゴルフスイングにおける肩の回し方は、パワーと精度を両立させる重要なポイントです。
以下は正しい肩の回し方のステップと注意点です。
①アドレス時の肩の位置
- 正しい姿勢を保つ
アドレスでは背筋をまっすぐにし、肩はリラックスした状態で構えます。
背中を少し股関節から前傾させ、肩と腕が自然に垂れ下がる形にします。
注意点: 肩が上がらないように意識しましょう。 - ターゲットラインと肩のラインを一致させる
肩のラインは目標方向(ターゲットライン)と平行になるようにします。
正しいスイングプレーンを作る
基本中の基本がここです
②バックスイング時の肩の動き
●背骨を軸に回す
バックスイングでは、左肩(右打ちの場合)は右足の方向に斜めに下がるように動き、右肩は斜めに上がる形になります。
肩が地面と平行に回るのは誤り
縦方向に無理に回すのでもない
背骨に対してほぼ90度に回す
つまり斜めに回すのが正解です
このとき、肩が自然な円弧を描くように回転するのが理想的です。
●胸をターゲットラインから遠ざける
胸(もしくはみぞおち)を右方向に大きく回転させることで、肩が効率よく回転します。
この動きによって体幹のパワーが生まれます。
●頭を固定
肩を回すときでも頭が目標方向に動かないように注意しましょう。
この動きが出ると肩を回すのではなく、身体を傾けてクラブを上げやすくなってしまいます。
これだとバックスイングでのパワーがたまらず飛距離は出にくくなります。
頭が固定されていれば、正確なインパクトがしやすくなります。
頭がバックスイングで頭半個分ほど
右にずれるのは許容範囲です
(特にドライバーショットにおいて)
③ダウンスイング時の肩の動き
- 肩の動きは「下から」始まる
ダウンスイングでは、まず腰や下半身の動きがスタートし、それに連動して肩が動きます。
この順序が重要で、肩だけで振ろうとするとミスショットにつながります。
補足:状況により下半身が使えなくても、わずかな下半身の先行(意識)は重要です。 - ターゲットに向かって肩を開く(回す)
ダウンスイングの終盤では、肩を目標方向に向けながら体全体でボールを押し出します。
肩が早く開きすぎるとスライスになりやすいので注意してください。
④フォロースルー時の肩の動き
- 肩がスムーズに回り切る
フォロースルーでは、右肩がターゲット(近くの)方向を指すように体全体が回転します。
スイングの流れを止めず、自然に振り抜くことを心がけましょう。
補足:プロゴルファーのフィニッシュの右肩の位置を一度確認し、自分と比べてみてください。 - バランスを保つ
肩の回転だけでなく、体全体のバランスを維持することで、きれいなフィニッシュを迎えることができます。
注意すべきポイント
- 過剰な力を入れない
肩を回そうと力みすぎると、動きが硬くなりスイングがスムーズでなくなります。 - 肩だけでスイングしない
肩の回転は体全体の動きに連動して行われるべきです。 - 柔軟性を高める
肩甲骨周りの柔軟性が高いとスムーズに回転できるので、ストレッチを取り入れましょう。
もし肩や腰の痛みを感じる場合は、無理せずスイングを調整したり、トレーナーに相談してフォームを見直すのがおすすめです。
また、特定のエクササイズやストレッチを取り入れて体のコンディションを整えることも大切です。
バックスイングで肩をどこまで回すか
バックスイングで肩をどこまで回すかは、スイングのパワーとコントロールを両立するための重要なポイントです。
以下に目安と指標を挙げます。
①肩の回転角度の目安
●90度を目標にする
理想的なバックスイングでは、肩がターゲットラインに対して約90度回転するのが目安です。
右打ちの場合、左肩が右足の内側方向に向く形が理想的です。
●腰の回転とのバランス
腰は肩ほど回らず、ターゲットラインに対して約45度回転します。
この差(約45度)が「捻転差」を生み
スイングにパワーを与えます。
②左肩の動き
- 左肩はあごの下へ
バックスイング時に、左肩があごの下に入り込む位置が理想です。
これにより十分な肩の回転を確保できます。 - ターゲットラインを意識
バックスイングで左肩がターゲットラインの「内側」に向くのが自然な回転の範囲です。
内側すぎたり、外れすぎたりしないように注意します。
③背中の向きでチェック
- バックスイングの頂点で、右打ちの場合「背中全体」が目標方向を向くのが良い指標です。
これが肩がしっかり回っている証拠です。
④自身の柔軟性を考慮
肩の回転は個々の柔軟性や体力によります。
柔軟性が不足している場合は、無理に90度回そうとせず、70〜80度を目指しても十分です。
重要なのは「スムーズな動き」で、力みや無理を感じる回転は避けましょう。
ただし回転が不足しすぎると
クラブをインサイドから
入れにくくなるので注意です
補足:何度もスイングすると柔軟性が増してきて、バックスイングがだんだん大きくなってしまうことがあります。これは、安定感を無くす(トップの位置が定まらない)要素ですので、できれば90度ならいつも90度で止める方がいいです。(いつも一定になるように)
⑤注意点
- 過回転を避ける
肩を回しすぎるとスイングが不安定になり、ミスショットの原因になります。
必要以上に回そうとするより、体幹の動きと連動させた適切な範囲を意識してください。 - 頭が動かないように
肩を回すときに、頭が動いてしまうと軸がブレるため注意が必要です。
練習方法
- 鏡でチェック
鏡の前でバックスイングをして、自分の左肩がどこにあるか、背中の向きがどうなっているか確認しましょう。 - スローなスイング練習
ゆっくりと肩を回す練習をすることで、自分の体がどこまで回るのかを感覚的に把握できます。
肩の回転はスイング全体のリズムと連動するため、しっかりとした基本を身に着けるとショットがより安定します!
まとめ
●肩は斜めに回す
●肩は約90度回す
●肩のラインはスイングプレーンに関わる
一度は真剣にチェックしてみて
くださいね
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