テイク(テーク)バックの上げ方【コツは軌道のイメージとテンポ】
テイクバックって
真っすぐ引いた方が
いいの?
「真っすぐ」って、
物理的にムリでしょ
「低く長く」とかも
聞くよね
皆さん、今日もお悩み
尽きませんね
でも今日でお悩み消えるかも!
というわけで今回は、「テイクバック」についてのお話です。
お悩みは何でしょうか?
- どこに(方向・軌道)
- どうやって(手首・腰・左膝・右手・右肩)
- 速度(ゆっくり)
- 大きさ(これはバックスイングかな?)
などでしょうか。
もしかしてこれ、今日で全部消えるかも!
(詳しくは後半で)
いきなり結論
それは、
臨機応変
です。
というのは、打ちたい球筋や、置かれた状況(ライなど)で変化するものだからです。
色々な理論は、マスト(しなければならない)ではありません。
「こうすると、こうしやすい」とか、「私はこうしてます」というものです。
なので調べたらいくつでも出てきます。
「外に上げるとカットに打ちやすい」
「ノーコックで上げるとスイングアークが大きくなりやすい」
「低く長く引くと、入射角を緩くしやすい」
等々。
ここをまず前提として、理解しておきましょう。
そうしないと、
悩む→調べる→やってみる→うまくいかない→また調べる→やってみる→うまくいかない
というループにはまり、抜け出せなくなります。
軌道のイメージ
ヘッド軌道は球筋を決める重要な要素です。
打ちたい球筋があります。
それを実現するためのヘッド軌道があります。
そして、それをやりやすくするテイクバックを考えます。
この順番が大事です。
考え方が、逆になっていませんか?
テンポが速さを決める
テイクバックをゆっくりしろという教えがあります。
危険です。
試しにプロゴルファーと同じテンポで振ってみてください。
そんなに遅い人、いません。
そもそも何を基準に「ゆっくり」なのでしょうか?
むしろ速いテイクバック(バックスイング)で、飛距離を出す理論もあります。
なので特にゆっくりするという考えは不要です。
(元々は、ゆっくりすることで、深く大きなバックスイングが作りやすいとか、打ち急ぎを防ぐ意味で使われた表現です。1990年代あたりで、日本独特の教えだったと記憶しています。)
そこで、「テンポ」です。
自分のスイングに、自分のリズム・テンポを持つことです。
それに従えばテイクバックの「速さ」に悩むことはなくなります。
リズム・テンポについて詳しくは、「ゴルフスイングはリズム・テンポがベース【メトロノームでの練習でミス激減】」をご参照ください。
あえて基準を持つ
テイクバックの仕方は「臨機応変」で間違いないです。
ただ、基準を持つことには賛成です。
平地でのフルショットでのご提案です。
色々なやり方がある中で、私のおすすめは「一番シンプルなものを採用する」というものです。
一番シンプルとはなんでしょう?
それは、
何もしない
です。
「アホか?」とか言わないでくださいね。
すごく、真剣です。
ちょっと想像してみてください。
お腹のあたりからクラブが生えているとします。
手は使いません。
そのクラブを動かすには(前傾姿勢を保ったまま)上体を右にねじります。
この時、どこにどうやってテイクバックしようか?という悩みは消えます。
「なにもしない」というのは、このことです。
ちょっと不思議ですが、手を使う、手で上げようとした時に、テイクバックに迷いが出ます。
手はクラブを持っているだけ。
テイクバックは身体の回転にともなってクラブが動くだけ。
いかがでしょうか?
ちょっと、感じるものがありませんか?
「この先はどうするの?」が気になる方へ、
何も考えずテイクバックすると、クラブには「行きたがる方向」が発生します。
それを感じながら、ハーフウェイバックのポジションに納まるように練習しましょう。
これだけで、スイングにおいて重要視される「ビジネスゾーン」の前半はほぼ出来上がりです。
(ハーフウェイバックとは、バックスイングでシャフトが地面と平行になったタイミングです。この時シャフトは、飛球線とも平行になることをおすすめしています。)
ここから先は、左腕は伸ばしたまま右肘を曲げていきます。
上体は回転し続けます。
コック(ヒンジ)もボールを投げるような要領で入っていきます。
上体、右肘の角度が90°になったらトップです。
(上体は90°以上回ってもOKですが、右肘は90°より小さくならないように注意です。)
このようにテイクバックの基準を、
「何もしない→迷いがない→再現性が高い」、という形にしておけば、色々出合う理論に対しても、冷静に判断できてお得かと思います。
テイクバックなしで?打てる
頭が「~しなければならない」で、固まらないように、参考動画を一つご紹介します。
時にはこのように、常識を外してみるのもおすすめです。
(この練習の正否とは関係ありません。)
「テイクバックなしでも打てる」とも言えます。
まとめ
- テイクバックは状況で変化する。臨機応変がホント。
- 球筋、軌道のイメージが先。それを実現しやすいテイクバックを。
- 「ゆっくり」より自分のテンポで。速さの迷いが消せる。
- 「なにもしないテイクバック」で、自分の基準を。
ちなみに「テイクバックを真っすぐ引く」のは、ありです。
クラブ、左手、左肩の位置関係をそのままに、左肩を右に押される感じでテイクバックします。
この時、上体の回転と完全に連動させます。
そうすると、真っすぐ引いているつもりでも、徐々にインサイドに引かれます。
結果、「なにもしないテイクバック」と、ほぼ同じになります。
今回は以上となりますが、最短距離で上達したい方はゴルフスクールがおすすめです。
結果の出し方を熟知しているのはやはりここ↓
なぜゴルフスクールは上達が速くなるのか?は、
「ゴルフ 上達した人に見る3つの共通点【クラフトマンを経て見えた真実】」をご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心おきなくゴルフが楽しめる世の中でありますように。
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