
インパクトの時って
体は正面向かないの?

実際はもっと回っちゃって
るんじゃないかな

「アドレスの体勢から
腰を入れた(回した)のが
インパクト」と言われますが
本当はどうなのか見てみましょう!
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
インパクトの時の体の向き
インパクトのイメージは、「上半身はアドレスのままで、腰をやや回した形」と言われます。
実際は違うのですが、このイメージは悪くありません。
なぜなら多くの方が、インパクトで体が回りすぎて、クラブが振り遅れ、その結果フェースが開き、スライスするからです。
ただ、意識と実際にはズレが生じ、体の向きはアドレスの時と同じにはなりません。
多くのプロも色々違いがあります。
例を見てみましょう。
日本の女子プロは、インパクト時の体の向きが開いており、その度合いが大きめです。
0:24、0:52、1:23、1:56、2:36、3:15あたりのインパクトを見てみて下さい。
これに対し、外国の男子プロは、インパクト時の体の開きが抑えられています。
1:06、2:17、3:20あたりの静止画像を見てみてください。
分かりやすく上記のような例を上げましたが、もちろん例外もあります。
更に極端な例を上げてみます。
インパクトで体が開くプロ
3:50あたりを見ると、体を開いてのインパクトが確認できます。
日本の男子プロでもみえます。
1:30あたりの藤田寛之プロを見てみると、インパクトでは胸が飛球線の上方向まで回っているように見えます。
逆にインパクトで体があまり開かないプロもいます。
インパクトで体があまり開かないプロ
タイガーウッズ選手の0:52あたりのインパクトでは、アドレスの時の上半身で、左肩が上に、右肩が下に動いており、胸は正面近くを向いているのが確認できます。
さらにアニカソレンスタム選手もインパクトでの体の開きは小さいです。
アイアンショットの4:02、ドライバーショットの8:43あたりを参考にしてみてください。
超一流のお二人が、同じような「インパクトで体が開かないプロ」なのは興味深いところです。
また、ちょっと話はズレますが、体の正面で手をさばいているのもポイントと言っていいでしょう。
日本の女子プロは(インパクトで)体の正面より右サイドでさばいているのが動画でも確認できますね。(ただ、それが悪いとは個人的には思っていません)

ちなみに日本人では
松山英樹プロ
今平周吾プロなどが
体の正面で手をさばきますよ
0:38あたりから、手が体の正面にあり、球をさばいていきます。
6:13あたりのインパクトが分かりやすいです。
体の正面で手をさばける人は、インパクトで体の向きが正面近くを向きやすいとも言えます。
インパクト時の体の向き【結論】
インパクト時の体の向きは、「動きの一部である」と捉える必要があります。
固定して捉えると、よどみない回転ができなくなり、それがむしろミスショットにつながるからです。
しかしながら、イメージとしてはインパクトで体の向きを正面近くにするのがおすすめです。
なぜなら体を開いてのインパクトは、
①インパクト後、クラブヘッドが急激にインサイドに抜けトウヒットになったり、スライス回転がかかる。
②低く長いインパクトが作りにくく、トップが出やすいなどのミスが出やすい。
③振り遅れによるスライスが出やすい。
④軌道がアウトサイドインになりやすく、引っかけやスライスが出やすい。
⑤ティーアップするドライバーは打てても、フェアウェーウッドやユーティリティ、長めのアイアンが打てない。
などの問題が出やすいからです。
インパクトの体の向きが気になる方は、わざと開こうとする必要はないです。
むしろ体は正面を向き、腰はやや回って押せる体勢ができていることが大事です!
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