
オープンスタンスでドロー打つ人
いるよね
なんでそうするのかな?

ドローを打つなら
クローズスタンスが普通だと
思いますけど・・・

おすすめはしにくいですが
考え方を知るのはいいと思います
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
ドローを打つ基本
ドローボールは、軌道に対してフェースが被ることで出る球筋です。
図でご説明すると、

軌道に対してフェースが被っているのは、③、⑧、⑨になります。
<注意>
1:飛球線に対して被っているのではありません。
2:ヘッドが被って見えるのは⑦、⑧、⑨ですが⑦は軌道に対してフェースは直角なのでドローではなく左に真っすぐ出る引っかけとなります。
3:⑨は軌道に対するフェースの被りが大きいのでチーピンになってしまいます。
もう一つドローを打つ方法があります。
軌道に対してフェースが直角で、打点をトウ寄りにするのです。
(これはギア効果によるもので、最近のクラブは昔のクラブと比較して出にくい傾向があります)
イントゥイン軌道で振れるという前提であれば、スタンスをクローズ(肩や腰もそれに合わせてクローズ)にすることで軌道はインサイドアウトに変化するため、軌道に対してフェースが被ることになりドローが打てます。
上の図で言えば③の状態(フェースは飛球線に直角でもインサイドアウト軌道の結果、軌道に対するフェースの向きは被る)を作れるといういことです。
つまり最も簡単にドローを打つ基本はクローズスタンスと言えます。
なぜオープンスタンスでドローを打つか
ドローを打つという目的に対し、わざわざオープンスタンスにするのはなぜでしょうか?
大まかな結論としては、「その人はその方が打ちやすいから」。
ということは、無理してやる必要はないと言えます。
ではどういう人がオープンスタンスでドローを打つのか、その理由とメリットを見てみましょう。
オープンスタンスでドローを打つ理由・メリット
① スイングプレーンをインサイドアウトにしやすくするため
オープンスタンスにすると体が少し開いた状態になるため、本来はアウトサイドインになりやすいように思えますが、アドレスと実際のスイングプレーンを分けて考えるプレーヤーの場合、あえてオープンスタンスに構えることで体の回転をしやすくし、その結果としてインサイドからクラブを下ろしやすくなるんです。
例:オープンに構えて、腰や肩を早く開くことで結果的にインサイドアウトの軌道ができる
② フェースの向きと軌道をコントロールしやすい
曲がり幅の大きいドロー(フックと言えます)を打つには「フェースはクローズ(目標より右向き)、スイング軌道はもっと右(インサイドアウト)」という条件が必要ですが、オープンスタンスにすることで視覚的にもフェース管理や目標のコントロールがしやすくなると感じる人もいます。
③ 振り抜きやすさ(体の可動域)
特に腰や股関節の柔軟性が落ちてきた中上級者やベテランゴルファーには、クローズスタンスよりもオープンスタンスの方がスムーズに体を回せて振り抜きやすいという人も多いです。
→ 結果としてヘッドがインから入り、ドローになるという流れ。
④ 球筋のコントロール(フェードも視野に)
オープンスタンスでドローを打つ技術を持っている人は、逆にフェードも打てることが多いです。オープンスタンスにすることで球筋のバリエーションを作りやすくなるという考え方もあります。
結論
「スタンス=球筋」とは限らないのが上級者の世界です。
オープンスタンスでも、実際のスイング軌道とフェースの関係さえ正しければ、ドローは十分に打てます。
しかも、体の可動性・タイミング・フィーリングを最適化するためにオープンにしていることが多いんです。
まとめ
・ドローは軌道に対するフェースの向きがクローズであれば打てる。
・ドローの基本はクローズスタンス。
・オープンスタンスでドローを打つ理由は、体の可動性・タイミング・フィーリングを最適化するため。

その人にとってはそれがやりやすい
ただ基本とはズレるので個人的に
おすすめはしづらいところです
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