左腕のローテーションを意識すると
球が捕まっていい感じなんだけど
これってどうなの？
一時は良くても
また別の悩みが出てくることが多く
おすすめはしにくいです
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く（できれば安く）上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ！
左腕のローテーションは意識しすぎない方がいい
なぜ意識しすぎない方がいいのかを以下に解説します。
左腕のローテーションは“副産物”
フルスイングで考えてみましょう。
（アプローチショットなどではここを考える人は少ないと思いますので）
- 体の回転
- 左肩の内旋→外旋
- クラブの慣性
これらが連動した結果として、**左前腕は自然に回旋（回内）**します。
（＊程度の差に個人差が結構あります）
ここを意識して「回そう」とすると、
- フェースの返りが早くなる→左へのミス
- 手首の操作が増える→手首が甲側に折れると高い球に
- インパクトの再現性が落ちる
というリスクが高いです。
ローテーションは
方向性に直結するため
必要最小限に留めたいです
特に経験豊富な方ほど弊害が出やすい
このレベル（経験豊富）になると、
- ローテーションを自分で作る必要はない
- むしろ体の回転を邪魔する要因になりやすい
「捕まえに行く意識」が入ると、
✔ 左肘が引ける
✔ 上体が突っ込む
✔ 球が左に出てさらに曲がる
といった典型的なミスに繋がります。
左腕ローテーションは“全く気にしなくていい？
意識はしないが、状態はチェックする価値ありです。
良いローテーションの“結果サイン”
インパクト前後で、
- 左手甲が（ほぼ）目標方向を向いている
（グリップの仕方でその正確な角度は変わるため”ほぼ”という表現です） - 左肘が過度に外を向かない
- フォローでクラブフェースが極端に上を向かない（目安は前傾角とリーディングエッジが同じ角度）
これらが出ていれば、必要十分なローテーションは起きていると言えます。
例外：意識した方がいいケース
以下の場合のみ、軽い意識づけは有効です。
フェースが常に開く（プッシュ・スライス）
→
「左手甲をインパクトで目標に向けて“保つ”」
※ 回すのではなく“向きを維持”
ハーフ〜スリークォーターで捕まらない
→
「フォローで左前腕が自然に回っているかを見る」
※ 動作ではなく確認
ボールを真っすぐ打とうとする意識が強すぎると、必要最低限のローテーションが発生せず、右へのミスが出ます。
ヘッドの（丸い）軌道に対し、フェースが直角になるくらいのローテーションが必要最低限のローテーションです。
まとめ
- 意識：不要（むしろマイナスになりやすい）
- 確認：必要（結果として起きているか）
- 操作：しない
- 基準：左手甲とフェース向き
・左腕のローテーションは
「意識して作る動作ではない」
・体の回転やクラブの慣性の
結果として起きていれば十分
ということです
こうしたことを考える時に頼りになるのが「本当の基本」ですが、これを探すのが現代ではAIなどがあり逆に難しくなっています。
この機会にぜひ「ゴルフ 基本に悩まないスイング構築の仕方」を見てみてください。
（前文で自分に必要な情報か否かを判断してみてくださいね）
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