
つかまるってどういう意味?

はっきりは分からないけど
右に行かないことじゃないかな

なんとなく使っている人が
ほとんどだと思います
意味の確認とつかまえるための
練習方法などお伝えします
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
ゴルフでよく使われる 「つかまる」 は感覚的な言葉ですが、意味を整理すると原因も練習方法もはっきりします。
「感覚」と「現象」を分けて考えると理解しやすいと思いますので、その整理を意識して説明します。
ゴルフの「つかまる」とは?
インパクトでフェースが適切に閉じ、ボールに十分な初速と回転が入る状態を指します。
結果としては
- 出球が弱くない
- 右にすっぽ抜けない
- 球が高すぎず、低すぎず
- ドロー系〜ストレートで初速が速い
👉 「左に行く」=つかまる、ではありません
左に行くのは「つかまり過多(フェース被り)」の場合も多いです。
「つかまらない」ときに起きていること(原因)
つかまらない=インパクトでフェースが開いている or ロフトが増えすぎている状態です。
主な原因① フェースが閉じきらない
- 左腕・前腕の回旋不足(必要最低限のローテーションは必要)
- グリップが弱すぎる(ゆるゆるのグリップは弊害もあり)
- 手元が体の正面に戻らない(振り遅れ状態)
👉 特に年齢とともに起きやすいポイントでもあります。
主な原因② ロフトが増えすぎている
- ハンドレイト(ハンドファーストの逆)
- すくい打ち
- 体重がインパクトで後ろに残る
👉 球は上がるが、初速が出ない=つかまらない感覚になります。
主な原因③ 入射とフェースの不一致
- カット軌道 × フェース開き(軌道については「ゴルフスイングの超基本【考え方をマスター】」に詳しく書いてあります)
- 体が止まり、手だけで振っている
👉 「当たっているのに飛ばない」「右に出て戻らない」典型例です。
「つかまえる」ための考え方(重要)
つかまえに行かないことが最大のポイントです。
✔ 正解
→ 体の回転に対して、フェースが自然にスクエアに戻る
✖ 間違い
→ 手首を返す
→ 無理にドローを打つ

小手先でやってもダメなんです
つかまえるための練習方法4選
練習方法を4つご紹介します。
① 自宅でできる練習(素振り)
左手一本スローモーション素振り
やり方
- 左手一本でクラブを持つ
- 腰〜胸の振り幅
- インパクトで
- ナックルが目標を向く(厳密にはグリップによって変わります)
- フェースが空を向かない(ナックルが構えた時より上を向くとそうなる)

グリップはフェースの向きと
深く関わります
基本はニュートラルグリップだけ
をご参考に
目的
- 左腕の自然な回旋
- フェース管理能力アップ
👉 速く振らないのがコツです。
② タオル挟みハーフスイング
脇にタオルを挟んでハーフスイング
目的
- 体幹主導
- 手打ち防止
- フェース開き防止
👉 「体が止まらない」=つかまりやすくなります。
③ 練習場:ハーフショットで初速確認
8I〜9Iで50〜70yd
チェックポイント
- 出球が強いか
- 高く上がりすぎていないか
- 打感が軽くないか
👉 飛距離より初速と音を重視してください。
④ 右に出ないドリル(ライン意識)
- ボールの内側1cmにヘッドを入れる意識(あくまで意識の問題です)(内側=手前=自分側)
- フェースを返す意識は不要
👉 これで自然に「つかまる」動きになります。
まとめ(重要ポイント)
- 「つかまる」=フェース管理+適正ロフト
- 返そうとすると逆につかまらない
- 左腕の回旋と体の回転がカギ
- ハーフショットが最短ルート
フェースを目標方向に真っすぐ出して真っすぐ打とうとしてしまうと、フェースのローテーション不足で球はつかまりにくくなります。特に初心者の人はなりがちです。
ボールはスイング弧の中でとらえていくことが理解できると、球をつかまえる感じもつかめます。
PS:スイングの基本を知りたい、見直したい方は「基本に悩まないスイング構築の仕方」をご確認ください。

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