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ドライバーの飛距離が出ない原因は、打ち方?道具?それとも・・

飛距離アップ
ドライバーの飛距離が出ない
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ドライバーの飛距離が出ない原因は、打ち方?道具?それとも・・

なんか、みんなと比べてドライバーの飛距離、出てないんだよなー
結構高齢の人でも飛ばす人いるし
何が違うんだろう?

それは真っすぐいった球でのことですか?
スライスとかフックじゃなくて

そうだね
真っすぐいった時でも飛距離が出てない感じかな

そうですか
でしたら原因追及は難しくありません
飛距離アップしちゃいましょう!

今回はドライバーの飛距離について、考えてみましょう。

ドライバーの飛距離が出ない原因

①ヘッドスピードが遅い。
②芯に当たってない。
③打出し角とスピン量が適正でない。
④道具が合っていない。

ひらたく言うと、となりのおじさん?が良く飛ぶのは、ヘッドスピードが速いのか、上手に(効率よく)打っているか、その両方かが理由です。
では上手に打っているとは具体的にはどういったことでしょうか?ご説明していきます。

<解説>
①ヘッドスピードが遅いほど飛ばせる限界値は下がります。
②芯に当たらないとボール初速が下がるため飛ばせません。
③球が高すぎても低すぎても、スピンが多すぎても少なすぎても飛びません。
④道具が合っていないと、①から③を解決(ベターな状態に)することができません。

例えばですが、
重すぎるクラブではヘッドスピードが遅くなり、
長さや(シャフトの)調子が合ってないと芯に当たりずらいし、
ロフト角が合っていないと高さやスピン量が適正にならない、
という具合です。(他にも色々な要素が絡みますが、一例として。)

ということは、クラブが合っていないと始まらないとも言えますね。

結局、打ち方も、クラブも両方大事というのが結論です。
「道具なんて何使っても一緒か」、「ゴルフって道具がほとんどだよね」というのは極論かと思います。

飛びの3要素

飛ばしを理解するのに覚えておくといい考え方があります。
一般的に飛びの3(大)要素と言います。
それは、

初速・打出し角・スピン量

<解説>
初速はインパクト直後の球のスピードです。速ければ速いほど飛びます。
打出し角は、インパクト後に球の上がっていく角度です。ヘッドスピードにより理想値が変わります。
スピン量はインパクト後の球にどれくらいスピンがかかっているかということです。1分間に何回転しているかを表します。打出し角により理想数値が変わります。
(ちなみにスピン量はバックスピンのことです。)

打出し角、スピン量は、平均的なヘッドスピードの場合、15°で2500回転が理想の目安になります。(諸説ありますが、私が数千件のお客様のデーターを見てきた結果、確信の持てる数値です。)
また、これより打出し角が低い場合、バックスピンはもう少し多く、逆に打出し角が高い場合、バックスピンはもう少し少なくなるのが理想となります。
(程度により、打ち方の方が問題なのか、道具の方が問題なのか、両方の問題なのかを判断します。)

ミート率って何?

ゴルフをやっているとよく聞かれる言葉です。数式があります。

ミート率=ボール初速÷ヘッドスピード

効率良く飛んでいるかということです。
芯に当たらなかったり、ボールをこする要素があると低くなります

例えばボール初速60、ヘッドスピード43の場合、ミート率は60÷43=1.4になります。
ちなみにミート率は(計測器の種類にもよりますが)一般レベルで1.35~1.39、1.4以上出ていればかなりいいです。
お客様が「いくつまで出るの?」と聞かれますが、ルール上1.56までのようです。ただ現実問題、試打計測において1.5以上出た方は1%に満たないくらいでした。(計測器の種類によっては出るみたいですが。)

ドライバーの飛距離の伸ばし方

まずは原因を探りましょう

①最初にヘッドスピードを測りましょう

計測器の置いてあるゴルフショップで測ってもらうか、練習場で測るか、上達を望まれるのであればパーソナルな計測器を購入してもいいと思います。
測ってみたら、そのヘッドスピードに5.55を掛けてみましょう。
(例:ヘッドスピード40×5.55=222ヤード)
平均飛距離がその数値くらいいっていれば、ほぼロスなく飛ばせている状態です。(多くのお客様はここに達していませんでした。)
その数値に達していなければ、改善の余地が大いにあります。達していてなお飛距離アップを望まれる場合は、細かいフィッティングが必要となります。

②次に芯に当たっているか確認しましょう。

こちらもショップで測ってもらうか、フェイス面に貼るシール(売っています)で確認しましょう。
ちなみにお客様で多かったのは、ネックの方に当たってしまう方です。ミート率が極端に落ちる上、ボールは真っすぐ飛んでしまう(例えフェイスが開いていても)ので厄介です。それを自分の飛距離だと勘違いしてしまうのです。この場合、クラブをいくら変えても飛距離は変わりません。原因の追究を間違うと、結果は出ませんのでぜひチェックしてみてください。

ヒールヒットで真っすぐ行く
ヒールヒットで真っすぐ行く

③さらに、打出し角とスピン量も測ってみましょう。

こちらはショップで測ってもらうか、計測器の購入となるでしょうか。本当に上達したいという方は後者がおすすめです。理由は1回測って終わりではなく、測りながらスイングチェックをし、理想の数値に近づけたいからです。
あと、ショップの場合、クラブ購入を前提に計測をしていて、スイングチェックのみは行っていない場合があります。ショップご利用の場合は先にお問い合わせされることをおすすめします。

④最後にクラブが合っているかチェックしましょう。

ただ、これが分かれば苦労はないという話ですね。でもあまり細かいところよりも分かりやすいところから攻めていくのがおすすめです。

マイクラブ重さ、長さ、硬さ、ロフト角はご存じですか?ここが出発点です。
平均的なクラブ重さ、長さ、硬さ、ロフト角はご存じですか?(クラブの進化や流行などで多少変化する数値ではありますが最近ではおよそ290g、45.5インチ、SR、10.5°といったところです。)
平均的なクラブと比べてマイクラブはどんな感じですか

ヘッドスピードが平均(42前後)位なら、上記の平均的なクラブのご使用がおすすめです。
ヘッドスピードが平均以下なら軽め、(飛距離重視なら)長め、軟らかめ、ロフト多めに、
ヘッドスピードが平均以上なら重め、(方向性重視なら)短め、硬め、ロフト少な目にアレンジしていきます。
但し、フィッティングの結果100%このとおりになるとは限りません。ただ、そのヘッドスピードで打った時に、いいスイングであればいい球が出るはずのクラブという見方もできます。特に初心者の方は、変なスイングにならないためにも、参考にしていただきたい数値、考え方です。

クラブはスイングを作るという側面を持っています。
そういう意味ではクラブフィッティングは上級者に限ったことではありません。むしろ早い段階で行うことで、その後の上達の質とスピードを決めかねません
クラブを選ぶ際は、計測器のあるゴルフショップでフィッティングしてから決めることをおすすめします。

原因に対する対策を考えましょう

①ヘッドスピード不足が原因の場合

最初に言ってしまいますと、潜在的な部分が大きいです。他を改善した方が効果が出る(大きい)場合が多いです。そして効率的だったりします。

とはいえヘッドスピードを速くしたいのも人情です。色々な方法や考え方が存在します。理想はフィジカルトレーニングです。残念ながら・・・。でも年配のお客様に「よく飛びますね。何か注意されていることとかございますか?」とお尋ねすると、「トレーニングしてるからね。」とお答えになる方がほとんどでした。なので本気で飛距離を伸ばしたいのであればトレーニングがおすすめです。
効果の高い練習をご紹介します。

野球のバット(専用の器具も売っています)を振ることで体幹をを鍛えます。
軽い棒(クラブをひっくり返して握ってもいい)を、できる限り速いスピードで振ります。(そのスピードで振れることを脳に記憶させるようなこと。)
これを繰り返すことで、自分では同じように振っているつもりでも、結果以前よりスピードがでている状態を作ります。単なる無茶振りだとミート率が落ちて、結局飛ばなくなるか、非常に確率が悪くなってしまいます。

トレーニングができない場合

クラブを変えて結果ヘッドスピードを上げる。
・それも無理なら、バックスイングで今よりもうちょっと身体をひねる
力まない。力むとスピードは下がる方向に働きます。むしろ上がっていく(加速していく)ヘッドのスピードを邪魔しない感じの方が上がります。軽く振ったのに意外と飛んだ経験はありませんか?
コックを早くほどかない。(例えば野球のボール、手首を上手く使わないと遠くに投げれないのと一緒で、ゴルフクラブも手首を(意識的にしろ、無意識にしろ)上手に使わないとヘッドスピードは上がりません。
その他、「スライスの原因は一つだけ!(直し方をドライバーでつかむ)」のドライバーのコツもぜひ参考になさってください。

②芯に当たっていないのが原因の場合

そもそもゴルフクラブは芯に当てにくい道具です。
よく言われるのは、ヘッドの重心(芯)がシャフトの延長線上にないのが理由です。テニス、バドミントン、卓球などのラケットは持つところの延長線上に重心(芯?スイートスポット)があるため、本能的に打ちやすいです。ということはゴルフクラブの芯で打つことは、ある意味違和感との戦い、克服という部分があります。

実は証拠?があります。
試打されるお客様で、ボールがクラブヘッドのトウ(先っちょ)あるいはヒール(ネックより)ばかりに当たる場合があります。それをご指摘するとほぼ皆さんは立ち位置を前に(あるいは後ろに)して打たれます。しかしこれが見事に直らないのです。つまり立ち位置を変えても結局(自分の感覚で)ボールに合わせにいってしまいますので、また同じところに当たってしまうのです。そして何回やっても直らず、もう???になってしまうのです。
それほどに実は芯に当てるのは難しいのです。自分のイメージと実際が合わないのです。そこで必要なのが違和感との戦い、克服なのです。

なので絶対やってくださいね

・クラブフェイスにシールを貼って、どこに当たっているか確認する。
・単純に芯に当てる努力をする。(違和感のあるところを振る勇気を持つ。)

スイング的なコツとしては

前傾角度を崩さず振る
・トップにきたらボールと目の距離感を変えず振る
(例えば、カメラのシャッターを押すときに、手振れしないような慎重さでするのと同じ感じで、目線を静かに保つのもおすすめです。)
力まない
腕の筋肉が縮んで打点がトウ寄りになったり、グリッププレッシャーが急に強くなりフェイスが被ってしまうなどの弊害が出ます。

③打出し角、スピン量が適正でないのが原因の場合。

・単純にロフト角が合っているかをチェックし、合ったものにする。
(ロフト角が大きいほど打出し角は高く、スピン量は多くなります。)
・ロフト角に問題がない場合は打ち方を考える。
私が見てきて多かったパターンはインパクトでのシャフトの傾きが大きく、そのためにロフトが変わってしまうパターンです。(シャフトリーン角などと表現されます。)

シャフトが傾く
シャフトが傾く

ハンドファーストすぎると球は上がらず、ハンドレイトすぎると球は上がりすぎます。
ロフト角の0.5°とか1°とかの差よりも、実ははるかに大きな影響を与えています
こういった場合、道具の影響より打ち方の影響が大きいと判断できます。
(=道具を変えても変化が起きづらい→打ち方も直すことで効果が大きく出る。)

入射角を適正にする。
上から打ち込んでしまうとスピン量が多くなります。
理想的にはレベルブロー(ボールを真横から打つ)、もしくは若干のアッパーブロー(クラブヘッドが上昇しかけた時に打つ)がおすすめです。それには自分のスイングの最下点がどこにあるのか、どこに作るのかが問題となります。(最下点がレベルブロー、そこを過ぎたところがアッパーブローです。)

④クラブが合っていないのが原因の場合。

クラブフィッティングがおすすめです。
実際のスイングを見ないとできないため、計測器のあるゴルフショップ等で受けてみてください。

それとも・・について

お察しのとおりかもしれませんが、「メンタル」です。
試打計測をさせていただくと、ほとんどのお客様は緊張されます。それだけでもいつもの調子が出せません。そうすると結果的に飛ばないし、クラブフィッティングも困難になります。

「なぜ緊張するのでしょう?」という質問は愚問だと考えます。
慣れもありますが、ホント治らないです。なので緊張状態の時でも実力を発揮できるように考えた方がいいと思います。
いい意味でのあきらめは緊張緩和の手助けになります。他にも怒りとか焦りとか、メンタルには色々あると思いますが、ここでは経験談にとどめておきます。

まとめ

・飛ばしは科学、物理学で、理由があります。
・飛ばない原因を突き止めましょう。
原因に対しての対策を取りましょう。
・クラブは魔法の杖ではありませんが、合う合わないは必ずあります
クラブと打ち方の両方が大事


今回は以上となります。
お読みいただき、ありがとうございました。


心おきなくゴルフが楽しめる世の中でありますように。

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