ヘッドスピードを上げるために何ができるか?真実とは・・・
*ここで言う「真実」とは、ゴルフ販売員を32年経験し研究して得たことです。「永遠に変わらない真実」とはちょっとちがいます。
<最初に>
私のブログは、「32年前の自分にゴルフを教えるとしたら」をコンセプトに書いています。
道具でヘッドスピードを上げる
「合っていない道具」から「合っている道具」に変えると、それだけでヘッドスピードは上がります。ご自分のクラブスペック、理解されていますか?
まずはそこがスタートです。
長さを変える
ヘッドスピードを上げるなら、長くしましょう。
(ドラコン選手の多くはルール上限の48インチを使います。)
1インチ伸ばせばヘッドスピードは1速くなります。(1インチは約2.54㎝です。)
1速くなれば5~6ヤード飛距離が伸びます。
注意することがあります。
シャフト伸ばし(ヘッドはそのまま)の場合、バランスが重くなり振りづらくなるということです。
長くすることで得られる正の効果が、振りづらくなることで出てくる負の効果で、帳消しになる可能性があるということです。ただ、パワーのある人はこれでも飛距離が伸びることがあります。
しかし、やり過ぎると他のクラブとのバランスが崩れ、スイングを壊す原因にもなります。
おすすめは、最初から長いクラブを購入することです。
重さを変える
ヘッドスピードを上げるなら軽くしましょう。
(軽く硬めのシャフトは、シャフトの進化の産物です。)
「軽さ」はスピードを上げる要素、「重さ」は安定、再現性の要素です。
これも注意があります。
お気づきのとおり、軽くしすぎると安定感がなくなります。何事もやり過ぎには注意です。
硬さを変える
実は硬さはヘッドスピードとあまり関係がありません。
ムチのように「ビュン」となって、スピードが出るイメージだと思うのですが、実際はそうでもありません。
スピードを上げるための硬さではなく、上手くミートさせるための硬さと捉えてください。
簡単に言うと、軟らか過ぎると当てづらいです。
スイングでヘッドスピードを上げる
スイングを工夫してもヘッドスピードは上がります。
手打ちを止める
例えばボール投げで考えてみましょう。
手首だけで投げる。
手首と肘を使って投げる。
手首と肘と肩を使って投げる。
更に腹筋、背筋、身体をねじる、
足、腰・・・つまり全身を使って投げる。
遠くに投げるには全身を使うでしょう。(使い方は色々ですが。)
ゴルフも一緒です。
手打ちの定義は曖昧です。
イメージとしては、身体を正面に向けたまま、腕の力でクラブを動かすのが手打ち。
(実際は身体は回りますがその度合いが手の動きに対して大変少ない。)
それに対し、主に身体を回すことで腕やクラブが動かされるのが、手打ちじゃないいわゆるボディーターン。
理論の賛否は分かれたりしますが、ここでは単純に手だけで打つより身体全体を使った方がヘッドスピードが上がるという意味です。
クラブを振りきる
「当たった後に、何したって一緒、大きなフォローは無駄」という意見があります。
はたしてそうでしょうか?
私は単純にドラコン選手を参考にすべきだと思います。
当てて終わりのドラコン選手いますか?
むしろ「そこまで振らなくても」というほどに振っていないでしょうか。
ヘッドスピードはちょっと角度を変えて見てみると、「同じ時間にたくさん動いた方が速い」とも言えると思います。それをしようと思ったらむしろ大きなフォロー、思い切り振り切ったフィニッシュにならざるを得ないと思います。
同じリズム・テンポを意識して、小さい振り幅から段々大きくしていってください。
しかも同じ時間を使って振ってみてください。
(大きい振り幅を小さい振り幅と同じ時間で振る=速い)
スピードが速いということがどういうことなのか、つかめてくるはずです。
イメージを変える
スイングのイメージを変えることでもヘッドスピードは上がります。
球に当たる時のヘッドのスピードなら、小さくするどく振っても上がるのでは?
そう思って実験したこともあります。でもこれ結果出ませんでした・・・。
逆に軽く振ったつもりの時に、意外と飛んだ経験はありませんか?
芯に当たったという要素が大きいかもしれませんが、「力みというブレーキ」をかけなかったのも大きいはずです。
ヘッドスピードメーターとにらめっこしながら、私も色々実験しました。
そこで辿り着いたのがこの「ブレーキをかけないイメージ」です。
トップから切り返し、ブランコのようにスピードアップしていくクラブヘッドのスピードに、力(力み)でブレーキをかけない感じです。
このイメージは力づくでスピードを上げるのではなく、「リズム・テンポ、タイミング」を上手く利用し、得られたスピードを下げないことで、結果的にスピードを上げる方法です。
極端に疲れることもなく、おすすめのイメージですので、ぜひお試しください。
トレーニングでヘッドスピードを上げる
本当はこれが一番すべきこと(だと分かっているものの・・・)
という感じの方、多いのではないでしょうか。
でも、外せないので。
筋力をアップする
人間の筋肉の多くは下半身にあるそうです。
足腰を鍛えましょう。
腹筋、背筋も大切です。
おすすめは重いものを頑張って振る練習です。
ゴルフスイングに必要な筋力が身に付いてきます。
王道の練習器具あります。↓
脳をだます
重いものを振った後にやるのが効果的です。
ドライバーを逆さに持って、思い切り速く振ります。
速く振った感覚を脳に覚えさせる理屈です。
自分の体験したことのない感覚を強制的に?させることで、それができるようになっていくのを利用します。
その他、ヘッドスピードを上げるためにできること
クラブ以外の用品にもヘッドスピードに影響を及ぼすものがあります。
シューズにこだわる
足元がずれるとパワーが逃げます。
緩すぎるシューズは特に気をつけましょう。
インソールも物によっては効果的です。↓
グローブにこだわる
クラブとの唯一の接点であるグローブにも注意です。
これも緩すぎるものはヘッドスピードが落ちます。
まとめ
・クラブでは長さがヘッドスピードを変える要素です。
それに伴い振りづらくなる要素(重さ、バランス、硬さ)に気を付けて選びましょう。
・身体全体を効率よく使いましょう。手だけではやはり速く振れません。
・リズム・テンポ、タイミングを上手に利用しましょう。力むとヘッドにブレーキがかかるので注意です。
・高齢の方でヘッドスピードが速い場合、トレーニングしている方がほとんどでした。
フィジカルトレーニングは王道です。
・やれることは全部やりましょう。シューズやグローブだってヘッドスピード変わりますよ。
自分で色々試してみるのも面白いですよ↓
最後に、今回はヘッドスピードを上げるという目的のお話でしたが、本当の目的は「飛距離アップ」だと思います。
飛距離アップの方法は、ヘッドスピードを上げるだけではありません。
詳しくは別記事の「ドライバーの飛距離が出ない原因は・・・」を是非ご参照ください。
飛んだ時の快感は他では味わえないものですよね。
ぜひ今回のご提案を参考に、ナイスショットを願っています。
今回は以上となりますが、最短距離で上達したい方はゴルフスクールがおすすめです。
結果の出し方を熟知しているのはやはりここ↓
なぜゴルフスクールは上達が速くなるのか?は、
「ゴルフ 上達した人に見る3つの共通点【クラフトマンを経て見えた真実】」をご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心おきなくゴルフが楽しめる世の中でありますように。
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