ゴルフ 手打ちとは【飛ぶ飛ばないより怖い勘違い!】
「手打ち」って何?
クラブは手で持っているのに
どういうこと?
確かに何か曖昧だよね
是非も分かれるみたいだし
何かもっとシンプルに
できないのかな?
確かにそうですね
あまり複雑に考えるのも
かえってゴルフを難しく
してしまいます。
というわけで今回は、「手打ち」についてです。
手打ちとは
まずは「手」を辞書で調べてみると、
人体の左右の肩から出ている長い部分。
肩から指先までをいう。
とあります。
これを踏まえて、ちょっと試していただきたいです。
①・クラブを持たずにアドレスをします。
・手を手(=肩から指先、おおまかには腕)で左右に動かします。
これは、
【胸を正面に向けたままでもできる動作】
【腕力で手を動かす感じ】
②・同じくクラブを持たずにアドレスをします。
・手を上体を回転することで左右に動かします。
これは、
【胸を正面に向けたままでは行えない動作】
【手は動かすより動かされる感じ】
いかがでしょうか?
違いはご理解いただけたでしょうか?
どちらのやり方でスイングするかで、スイングの内容は全く別の物になってしまいます。
次にこの動画をご覧ください。(1分30秒からでも大丈夫です。)(ちなみに動画内容の是非ではありません。)
手打ちが正しいと主張する時に、こういった「膝立ちスイング」を例に出して説明することが結構あります。
しかしながらこれは、「手打ち」でしょうか?
上記の解釈でいけば、これは腕力のみで球を打つ「手打ち」ではなく、上体の回転をしっかり使った「手打ちではない打ち方」です。
なぜこんなことが起きてしまうのかというと、それは、定義が違うからです。
そうすると同じ現象を見ても解釈が違ってしまいます。
ボディーターンとは
「手打ち」に対して「ボディーターン」という言葉があります。
ニックファルドやミッシェルウィなどを教えたレッスンプロで、デビッドレッドベターという人がいます。その人の書いた「アスレチックスイング」でボディーターンという表現がメジャーになったと記憶しています。
この本では「手を使ってはいけない」とは言っていません。
ボディーターンが主で、手(腕)は従と、主従関係を言っています。
それがなぜか、「身体(腰)を回して打つと球がつかまらない」とか言われるようになってしまいました。「振り遅れてスライスの原因になる」というわけです。
でもこれは、解釈を間違えてしまって起きた現象ではないでしょうか。
ボディーターン=手を使わない、ではないのです。
手打ちがダメなわけ
ライによってはむしろ手打ちじゃないと打てないケースがあり、「ダメ」なわけではありません。
(それでもフィーリング的には上体の回転が手を動かしている感じはあり。)
ただデメリットとしては、
- 再現性が低い
- 飛距離が出にくい
といったことがあります。
手打ちを直す方法
上体と腕を一体化して打つ練習がおすすめです。
腕力を使わなくても、効果的な下半身や上体の使い方をすれば、クラブは振られ飛距離も出ることを実感してください。
具体的には両脇にタオルをはさんで打つ方法です。
(フルショットでは脇が開きタオルが落ちるので、ハーフショットでOKです。)
タオルじゃちょっとという方には、練習器具もあります。
(ちなみに練習器具は、目的が明確になることと、頭であれこれ考えなくても正しい技術が身に付くところがいいです。)
まとめ
- 手打ちの定義が違うと「勘違い」するので注意が必要です。
- 主従関係の従が「手」です。使用禁止ではありません。
- クラブを動かす感じと、クラブが動かされる感じの両方を経験しましょう。
- 解釈を間違わなければ「ボディーターン」は正でしょう。
動画などで、上半身と下半身の力感を見るのも参考になると思います。
「どっちが正しい」とか批判の目で見るのではなく、「どっちも正しいはず」といった共感の目で見た方が、お得な情報を手に入れられるかもしれませんね。
今回は以上となりますが、最短距離で上達したい方はゴルフスクールがおすすめです。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
心おきなくゴルフが楽しめる世の中でありますように。
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