方向が合ってるのか
自信がないんだよね
右向いてるとか言われる
方向の合わせ方の基本を
マスターしましょう!
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く(できれば安く)上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ!
方向の合わせ方
方向の合わせ方を覚える前に、まずは自分がどこを向いて構えているか、アライメントスティック等を使ってチェックすることをおすすめします。
<手順>
①練習場などで目標を定め、ボールを置いて、自分なりに構えてみます。
②スタンスをキープし、アライメントスティックでスタンスの向きを確認します。
(踵のラインで合わせた方が、つま先のラインで合わせるより正確になります)
③アドレスを解いてボール後方に回ります。
④もう一本のアライメントスティックをターゲットライン上に置きます。
図にするとこんな感じです↓
2本のスティックが平行なら目標に正しく構えられています。
平行でない場合はズレているということになります。
合わせて見ると理解しやすくなる動画を見つけましたのでのせておきます。
それでは方向を正確に合わせるための手順とポイントをご説明します。
①ターゲットを決める
・明確な目標を設定
ショットの目標となるターゲット(例えば、フェアウェイ中央やグリーン上のピン)を明確に決めましょう。
・中間ターゲットを設定
ターゲットまでの距離が遠い場合、ボールから数メートル先(人によっては数十センチ先)の芝や小さな特徴を中間ターゲット(スパット)として設定すると、方向を合わせやすくなります。
プロゴルファーでも
中間ターゲット(スパット)を
設定しない人もいます
ただ、方向の合わせ方に不安が
ある人はぜひやってみてください
ボーリングだと
当たり前にスパット使うのにね
②スタンスの調整
●クラブフェースをターゲットに合わせる
まずクラブフェースをターゲット方向に正確に向けます。このとき、クラブフェースのリーディングエッジをターゲットラインと垂直に合わせるのがポイントです。
(注意:リーディングエッジはアイアン(ウェッジを含む)で使われる用語で、フェースとソールの境目の部分です。下図ではウッドになっていますが、フェースをきちんと目標に合わせるという意味あいです)
この時、自分は右を向きやすいという人は、右足を前、左足を後ろにしてクラブをセットすると右を向いてしまう確率を減らせます。
●スタンスラインを決める
クラブフェースをターゲットに合わせたら、体(足、腰、肩)のラインをターゲットラインと平行にセットします。
③グリップとセットアップ
- ニュートラルなグリップ
強すぎるフックやスライスを防ぐために、グリップがニュートラルかチェックします。
グリップについては「ゴルフ グリップの握り方【基本はニュートラルグリップだけ】」をご参考にしてください。 - 適切なボール位置
ボール位置が適切でないと方向性に影響します。アイアンではスタンスの中央寄り、ドライバーでは左足かかと線上が基本ですが、私は上半身を基準にしたボール位置をおすすめします。
詳しくは「ゴルフ ボール位置で迷わない、唯一の理論!」をご確認ください。
④アドレスでの確認ポイント
- ターゲットラインの確認
アドレスに入ったら、クラブを垂直に立ててシャフト越しにターゲットラインを確認します。
ターゲットラインにシャフトが直角に交わればOKです。
(実際にはアライメントスティックを置いてないので、仮想の線ということです) - 肩の向き
肩がターゲットに対して開いたり閉じたりしないよう、注意してください。
肩のラインはスイングプレーンと密接に関係します。
感覚的には左に向いていると多くの方は感じます。
⑤スイング中の意識
- 正確なインパクト
スイング中はターゲットラインを意識し、クラブフェースがインパクトでターゲットに向いていることを確認することが重要です。 - スイングプレーンを維持
正しいスイングプレーンで振ることで、ボールがターゲット方向に飛びやすくなります。
(正しいスイングプレーンとは「イントゥイン軌道」のことです)
(インサイドアウト軌道やアウトサイドイン軌道は、飛距離、方向性ともに不利です)
⑥プリショットルーティンの活用
方向合わせを毎回同じ手順で行うことで、安定感が増します。以下のルーティンをおすすめします。
①後方からターゲットラインを確認する
②中間ターゲットを設定
③クラブフェースを合わせてからスタンスをセット
④最後にもう一度ターゲットを確認
ターゲットを目で何度も確認しすぎると、肩のラインが右を向きやすくなるので注意してください。
右を向いてしまう原因と対策
右を向いてしまう原因は、その人のやってきた練習などにより、色々あります。
今回は基本となるものをお伝えします。
右を向いてしまうのは本能
ゴルフは本能でやると
結果が逆になったり
ミスが出たりします
球を上げようとすると上がらない
右に行かないようにすると
右に飛ぶとか・・・
目標に対して(本能で)構えると体のライン(肩、腰、スタンス)はそこ(目標)に向くので、正解より右を向いてしまうのです。
弓道やアーチェリーと比較してみると分かりやすいかもしれません。
真っすぐに立ち、肩のラインに非常に近いところに矢がくるので、ゴルフのように肩が右を向いてしまうことは少ないでしょう。(ゴルフに比べてということですが)
ゴルフはボールと体の距離が離れているので、右を向いてしまう現象が、本能に従うと出やすいのです。
正しく構えるには
違和感を取るための
訓練が必要なんです
練習するしかないのか
ゴルフを覚える初期段階で、正しい構え方を習得した人は、大きく狂うことは少ないですが、プロゴルファーレベルでもアライメントの狂いにより、スイングがおかしくなってくることがあります。
根本的に直すには、アライメントスティックなどを用いての練習が必要ですが、右に向きやすい行動などがありますので、当てはまっていないかチェックしてみてください。
右を向いてしまう時の対策
右を向いてしまう確率を減らすには、上記行動の逆をするような感じです。
・セットアップする時は右手でクラブを持ってフェースを合わせた後、左手で握る。
もしくは両手でグリップしておいてフェースを合わせる。
左手でセットアップすると、目標方向を確認する時、左の景色が見えづらくなり右を向きやすくなるため。
・スタンスをとる時は左足を先に広げた後、右足を広げる。
右足を広げた後に左足を広げると、踏ん張るように左足が前に出がちになるのでスタンスが右を向きやすくなる。
・右足の向きを広げず真っすぐにする。
右足のつま先を広げるとそれにつられ右を向きやすくなる。
・ボールの位置が適正より右になり過ぎないようにする。
ボールが右にあるほど肩が右を向きやすくなる。
以上の4点を気を付けるだけで
右を向く確率を減らせます
まとめ
・意識と実際のずれをアライメントスティックなどで確認する。
・ルーティンを決めてそのとおり実行する。
・右に向きやすい行動を避ける。
最後に、右を向くのが問題になるのは肩のラインであり、スタンスはクローズを推奨する理論もあります。
ボールの飛ぶ方向は、軌道とフェースの向きで決まるということは意識しておくといいと思います。
クローズスタンスで上手なゴルファーの動画もあります。
コメント