アドレスやスイング時において
手首の角度って重要なのかな？
あんまり考えたことないけど
基本はありますが
色々な例がありますので
実際に見てみましょう
こんな経緯の私から一番お伝えしたいことは「本当の基本は上達を裏切らない」ということ。
「速く（できれば安く）上達するための基本」を知りたい方はこちらをどうぞ！
アドレスでの手首の角度
まずはアドレスでの手首の角度を正面から見てみましょう。
アドレスでの手首の角度（正面）
石川遼さんは、現在では最も多くのプロが採用している手首の角度と言ってよいでしょう。
左腕とシャフトに若干の角度を持たせています。
両腕とシャフトで作られる形がアルファベット小文字の「y」と大文字の「Y」の中間に見えます。
手の位置は真ん中（股）よりは少し左にきています。
諸見里しのぶさんは、左腕とシャフトが一直線になるように構えるタイプです。
両腕とシャフトで作られる形がアルファベット小文字の「y」に見えます。
手の位置が左股関節内側あたりにきています。
青木功さんは、左腕とシャフトに角度がついています。
両腕とシャフトで作られる形がアルファベット大文字の「Y」に見えます。
手の位置が真ん中（股）にきています。
田村尚之さんは、左腕とシャフトにさらに大きく角度がついています。
両腕とシャフトで作られる形がアルファベット小文字の「y」をひっくり返したのに近く見えます。
手の位置が右股関節内側あたりにきています。
このアドレスを採用している方は非常に稀ですが活躍されているゴルファーです。
それぞれのアドレスにはそれぞれの意図がありますが、基本的には石川遼さん、諸見里しのぶさんを参考にするのが無難と言えます。
アドレスでの手首の角度（側面から）
アドレス時の手首の角度は120度～140度位が多いです。
前出の石川遼さん、諸見里しのぶさんが参考になります。
こちらの動画も参考になると思います↓
青木功さんは、前傾角が深いハンドダウンの構えなので、手首の角度は深めになります。
（これは、左のグリップの握り方が影響しています。後述します）
特殊な例ではありますが、モーノーマンは手首にほとんど角度をつけません。
これも色々なタイプがありますが、基本的には石川遼さん、諸見里しのぶさんくらいの手首の角度を参考にするのがいいでしょう。
この問題に関しては、グリップの影響を無視するわけにはいきません。
左手のグリップがニュートラルだと基本の手首の角度になりやすいのです。
左手のグリップが、シャフトが手のひらに対して直角（近く）になると青木功さんのような構えになりやすく、手の平でシャフトと左腕に角度を付けないように握るとモーノーマンのようになりやすいです。
基本となるグリップに関しては、「ゴルフ グリップの握り方【基本はニュートラルグリップだけ】」をご確認ください。
ゴルフ理論は関わりを持って
いるので、例えば色々なコツを
寄せ集めるのは大変危険なのです
スイング時の手首の角度
振り幅の小さいアプローチショットは、手首の角度を変えずに打つのが一般的です。
（バックスイングと同時に手首を使う場面や方法はありますが、基本としてという意味）
そして、その打ち方では飛距離が不足する場合に手首を使うことになります。
振り幅の比較的小さなスピードも速くないショットにおいては、構えたところに手が戻りやすく、スイング中の手首の角度はあまり気にならないかと思います。
（手首の角度をキープして打つ）
振り幅が大きくなりスピードがアップしてくると、構えたところよりインパクトの時の方が手元が浮いてきてミスが出やすくなります。
具体的にはインパクトでトゥが（構えた時より）下がるため打ち出しが右に行ってしまったり、芯に当たりにくく（トゥ側に当たる）飛距離も落ちます。
ライ角に付いては「ライ角とは？【身長との関係、アップライト・フラットも解説】」に詳しい説明がございます。
フルショットなどにおいては手元がインパクトで浮いていないかはチェックすべきポイントです。
（ビデオに撮って確認するのが確実です）
ただ、実際問題として、プロゴルファーでもインパクトで少し浮くのが事実です。
シビアになり過ぎる必要はないですが確認はすべきで、インパクトのライ角がクラブのライ角と2度以上ずれていたら、（影響が大きいので）スイングの修正やクラブの調整を考える方がいいです。
（プロレベルではもっとシビアな調整をします）
参考として、モーノーマンとベンホーガンのスイング比較をのせておきます。
モーノーマンは手元がアドレス時とインパクト時が同じ位置、ベンホーガンはインパクトで若干浮いているのが確認できるかと思います。（ベンホーガンが普通と捉えてください）
まとめ
＜アドレス時＞
・手首の角度はグリップと深い関係がある
・正面から見ると「y」や「Y」に見える
・側面から見た手首の角度は120度～140度が多い
＜スイング時＞
・インパクトで手元が浮きすぎるのはよくない
＜注意＞
・技術論はつながりが大事
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