ゴルフのアプローチって何度?
何度でどれくらい飛ぶのかな?
どういう場面で何を使うのかな?
tike
全ての疑問にお答えします!
私は32年間ゴルフにたずさわり、1万人以上のお客様と接し、数千件のスイングを見てデータ計測をしてきました。クラフトマンとしてクラブ選びはもちろんのこと、修理、調整、組み立てもしていた店長経験もある販売員という立場で、「分かりやすさ」をモットーに情報を発信しています。
こんな経緯の私から「初心者」もしくは「なかなか上達せずに悩んでおられる方」に一番お伝えしたいこと。
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ゴルフのアプローチは何度?
ゴルフのアプローチショットに使用されるクラブのロフト角(角度)は、通常以下の範囲にあります。
- ピッチングウェッジ(PW):ロフト角は44〜48度。
ピッチングウェッジは、少し長めのアプローチショットに向いています。 - アプローチウェッジ(AW)=ギャップウェッジ(GW):ロフト角は50〜54度。
ピッチングウェッジとサンドウェッジの間を埋めるために使われ、より柔軟な距離の調整が可能です。 - サンドウェッジ(SW):ロフト角は54〜58度。
バンカーショットや柔らかいアプローチに適しており、ふわっとした高い弾道が特徴です。 - ロブウェッジ(LW):ロフト角は58〜64度。
特に高いボールの軌道を必要とする際に使用され、グリーン周りでの短いショットや、ボールをすぐに止めたい場合に最適です。
アプローチショットで使用するクラブは状況や距離によって異なるため、クラブ選びはゴルファーのスタイルや技術によって調整されます。
何度でどのくらいの距離を打つのか?
ゴルフのアプローチショットにおいて、ロフト角ごとの目安となる飛距離は、スイングスピードや技術により異なりますが、一般的な例として以下のようになります。
ピッチングウェッジ(PW):ロフト角44〜48度
- 飛距離の目安:90〜120ヤード
- 使用場面:やや長めのアプローチやピンまでの中距離のショット
アプローチウェッジ(AW)=ギャップウェッジ(GW):ロフト角50〜54度
- 飛距離の目安:70〜100ヤード
- 使用場面:ピッチングウェッジより少し短い距離、かつサンドウェッジでは少し長すぎる場合
tike
アプローチウェッジ(AW)には
他にも色々な呼び方があります
サンドウェッジ(SW):ロフト角54〜58度
- 飛距離の目安:50〜80ヤード
- 使用場面:バンカーショットや高い軌道での柔らかいアプローチ、ボールがピンにしっかり止まることが求められる場面
ロブウェッジ(LW):ロフト角58〜64度
- 飛距離の目安:30〜60ヤード
- 使用場面:グリーン周りの短いショットや、ボールを高く上げてすぐに止めたい場合
これらの飛距離はあくまで一般的な目安で、実際にはゴルファーのスイングスピードやフィーリング、状況によって大きく異なる場合があります。
どの場面でどのウェッジを使うのか?
ウェッジの選択は経験が重要な要素ですが、いくつかの基本的な判断基準があります。
これに基づいて、場面ごとにどのウェッジが最適かを選ぶ手助けになります。
以下に、基本的な場面別のウェッジ選択ガイドを紹介します。
ピッチングウェッジ(PW)
- 場面:ピンから90〜120ヤード程度離れたフェアウェイやファーストカットからのアプローチ。
- 判断基準:比較的長めのアプローチショットで、ボールがピンまで転がっても良い場面。
PWはロフトが低めで飛距離を出せるため、グリーンへの着地後に転がりやすくなります。
アプローチウェッジ(AW)=ギャップウェッジ(GW)
- 場面:70〜100ヤードでPWでは強すぎるが、SWでは届かない距離。
- 判断基準:PWとSWの中間距離が必要なときや、グリーンへの着地後に少しだけ転がしたいときに有効です。
狙った距離を出しやすく、ピンに向けて柔軟に調整ができるウェッジです。
サンドウェッジ(SW)
- 場面:バンカーショット、または50〜80ヤード程度の柔らかいアプローチショット。
- 判断基準:バンカーでの使用が多いですが、ピン近くに柔らかく止めたいときにも有効です。
グリーンの傾斜や風の影響を考慮し、ボールを高く上げたい場面で役立ちます。
ロブウェッジ(LW)
- 場面:ピン近くで高さが必要な短いアプローチ(30〜60ヤード以内)や、障害物を越えてボールをすぐに止めたいとき。
- 判断基準:SWよりさらに高い軌道で、着地後にピン近くで急停止するアプローチが必要な場面。例えば、狭いエリアでボールを止めたいときや、障害物越えが必要な場合です。
tike
ロブウェッジは初心者の方には
難易度の高いクラブです
購入は必要と感じた時で遅くは
ないです
ウェッジ選択の練習方法
- 練習場で、各ウェッジの飛距離や弾道を確認しておくと、距離感がつかめます。
- コース練習では、特定の状況(バンカー、ラフ、フェアウェイ)でのボールの挙動を確認し、各ウェッジがどのように機能するかを体感することが大切です。
- また、風やグリーンの硬さ、グリーンまでの距離や障害物の有無なども考慮すると、適切なクラブを選ぶ判断力が磨かれます。
慣れるまでは一般的なガイドに沿い、経験を積み重ねていくことで、各場面でのウェッジの使い分けがより自然にできるようになります。
なお、ウェッジの選び方については「ゴルフ ウエッジのやさしい選び方【3つのチェックで9割OK】」をご覧ください。
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