
けっこう回りもゴルフ始めたし
私もやってみたいんだけど
ゴルフクラブって何がいいのかな?

始める時は色々な疑問や不安が
ありますよね
例えば、
・何を基準にどうやって選ぶの?
・違いは何?
・おすすめはある?
・値段はどれくらい?
・中古じゃダメ?
・もらいものじゃダメ?
等々
今回はそういった疑問や不安を解決するための記事となります。
選ぶ基準は「将来どうなりたいか」
大きく2つで考えると分かりやすいです。
①趣味としてやりたいし、できれば上手くなりたいな
②お付き合いでやる感じで、すぐにやめちゃうかも
①の場合は最低限の品質を求めないと上達が遅れるので、それなりのお値段のものを。
②の場合はお安いものでも大丈夫。ゴルフはできますし楽しめます。
ゴルフクラブの違いは「ターゲット」による
クラブを作る場合、対象者を考えます。
入門者や初心者、中級者、上級者のどこにターゲットを設定するか。
それぞれ求められるものが変わってくるので自ずとクラブに違いが出てきます。
一般的には入門者や初心者向けのクラブは、「球がつかまりやすく、上がりやすい」設計になっており、上級者向けだとこの逆になっています。
中級者はお悩みが多岐にわたるので、初心者寄りのクラブを選ぶ場合もあれば、上級者寄りのクラブを使う場合もあります。(いわゆるクラブフィッティングが重要な時期と言えます)
上達を望むなら「おすすめクラブ」はある
女性用クラブを選ぶ時の一番の注意点は、「重量がものすごく違う」ということです。
ここについては後述の「比較表」で確認しましょう。
結論から言えば、「新品の7万円前後以上で8~9本」のクラブセットがおすすめです。
このあたりのクラスから素材や作りが良くなっていきます。
値段はだいたい3万円から30万円
お値打ちなものだと10本のクラブセットでも3万円ちょっとであります。
ちなみに一番今までで売れて人気の高い、ダンロップの「ゼクシオ レディス」というクラブだと、9本セットで35万円を超します。(割り引きはありますが)
なぜこんなに値段が違うのかを確認しておきたい方は、
「ゴルフクラブ「値段の違いは何の違い?」の初心者でも分かるように解説」をご覧ください。
中古クラブは「高度な知識」が必要
中古クラブの基本は「古く汚いものは安く、新しくきれいなものは高い」です。
(新しくきれいなものだと、新品とあまり値段が変わらないものも多い)
中古クラブというのは、どちらかというと、欲しいクラブがあらかじめ決まっており、それを探すという使い方が主なので、知識を持っていないときちんと選ぶのは困難です。
それ以前の問題として、女性用の中古クラブは極端に数が少なく、セットものはあまりお目にかかりません。
よほどの理由がない限り、入門者や初心者は避けた方が無難です。
もらいものは「賭け」と同じ
もらいものは、普通に考えると古いものです。
クラブは年々進化(時にはマイナーな変化)をしていきます。
進化の恩恵を受けるには、なるべく新しいモデルを買った方が無難。
クラブの進化にともない、スイングの理論も変化するので、わざわざ逆行して古いクラブで古いスイング理論でやるのは、おすすめできるものではありません。
その他にも例えば上級者寄りのクラブを譲ってもらった場合、上達が遅れます。
前述のように、「つかまりすぎない、上がりすぎない」特徴の上級者クラブを初心者が打った場合は「球がつかまらず、上がらない」ので、「つかまえよう、上げよう」としてしまい、いいスイングが作りづらいのです。
ここは大変重要なところで、間違えると「クラブのせいのミス」なのか「自分のせいのミス」なのかが分からなくなってしまい上達を妨げるので注意しましょう。
もらいものは、たまたま自分に合っていればいいのですが、それを判断するのは初心者では無理。
へたに使ってしまう方が危険と認識してください。
【見比べて納得!】レディースゴルフクラブセット
では実際に比較をしてみましょう。
ネットで調べても出てくる6機種を、値段違いでピックアップしています。
クラブ性能を比較する場合、【重さ】【バランス】【長さ】【硬さ】【角度】【素材】【大きさ】などを見ます。
それ以前に【セットの内容(ヘッドカバーの有無、キャディーバッグ付きか否か)】を確認しておきましょう。
【セット内容】の比較
以降のご説明を理解する前提知識として、「1W、5W、7I、SW・・・とかの意味も分からない」だと、「なんのこと言ってんの?」になってしまいますので、そういった方は先に、
「ゴルフクラブセットを徹底比較「何が違う?どれがいい?」の疑問を解決!」をご確認ください。

この6種類すべてに共通しているのは、「1W・7I・9I・PW・SW・パター・ヘッドカバー・キャディーバッグ」です。
フェアウェイウッドやユーティリティは機種により番手がバラバラだし、8Iを入れてないセットもあり、共通していないのが分かりますね。
意地悪のようにも見えますが、これはメーカーの考え方が違うのが主な理由です。
選ぶ際にはここの部分を重視しなくて大丈夫!
8本でも9本でも10本でも気にする必要はありません。
女性用のクラブセットは、ルールの上限の14本がセットされたフルセットは数が少なく、その半分の7本(以前は1W、5W、7I、9I、PW、SW、パター)がセットされたハーフセットが多く販売されていました。
ただ現状は本数も8~10本が一般的で、その区別(呼び方)が曖昧になってきています。
そういうこともあり、ここを気にする(気になる)のは次の段階、つまりある程度ゴルフをやって、買い替えようかなというタイミングで十分です。
上記の例では少ない本数の方が値段が高くなっていて、簡単に言うと「ものがいい」ということです。(1本当たりの値段がかなり違う)
では次に、選ぶ際に重視すべき「重さ」の比較を見てみましょう。
【重さ】の比較

入門者や初心者の方が重さを見る場合、1Wと7Iを確認すれば十分です。
1Wは一番軽いのが273gで重いのが313g、差が40g。
7Iは一番軽いのが340gで重いのが405g、差が65g。
(ちなみにゼクシオ レディスは1Wで259g。7Iで330gとすごく軽い)
重さは10g違うとかなり違う
と覚えておいてください。
ということは、1Wも7Iもその差は超大きいです。
細かく言うと重さは、長さに対して見ていくのですが、複雑になるのでここでは重さと、バランス(振り心地を数値で表したもの)で比較します。

例えば、一般男性の1Wで300gほど(45インチで)なので、⑤⑥は女性でも力のある方(厳密にはヘッドスピードが速い方)でないと、しんどいと判断できます。
②の286gでもやや重く感じる方は多いでしょう。
しかも⑥と②はバランスもC4と重めなので、振った感じは他と比べると明らかに重くなります。
ただ、振れれば重い方が安定し、再現性も高いため、ダメということでは決してありません。
ソフトボールやテニス、剣道など、道具を振るスポーツをやっていた方で、体力に自信がある方は、これに当てはまる可能性があります。
しかしそうでない方は、1W重量は270g台が目安となるでしょう。
アイアンの方は一般男性の平均が7I(カーボンシャフト)で370gくらい。
そこから見ても⑤⑥は1Wと同様重い設定にはなります。
女性が扱う7Iの平均重量は340g台が目安です。
お安いクラブは重くしか作れない
これは知っておくべき情報です。
【長さ】の比較
長さについては大きな差はありません。
ここを選ぶポイントにする必要は現段階ではなし。
(ただしパターの34インチは男性平均と同じなので、背の低い方は使いにくいことも)
データとしてはこんな感じです↓

ちなみにゴルフクラブの長さはインチで表し、1インチは約2.54㎝です。
1Wの一番長いものと、短いものの差は0.75インチ(2㎝弱)、7Iでも同じで、技術が上がればこの差は大きいのですが、始める段階では気にしなくてOK。
身長も気にする必要はありません。
短い方が当てやすい。
長い方が飛びやすい。
どちらも本当、一長一短ですので、今の段階では無視しましょう。
次にシャフトの「硬さ」の比較です。
【硬さ】の比較
今回のセットでは⑤⑥は不明で、それ以外は「L」です。
これは女性の平均で、値段が高い商品になるとバリエーションが増え「A」「R」などが選べ、段々硬くなります。
硬さは実は統一基準がないので、ある意味最初は「これを信じて使う」というスタンスになります。
ただ、絶対とは言えないものの、重いシャフトは硬くなるのが普通です。
重いクラブを選ぶ時は、そこを予測しておくといいでしょう。
【角度】の比較

ロフト角、ライ角が分からない方は、
「ゴルフ ロフト角・フェース角について【分かりやすい図解付き】」と
「ライ角とは?【身長との関係、アップライト・フラットも解説】」でご確認ください。
ここでも1Wと7Iを見てみましょう。
1Wのロフト角は12°~13.5°で、7Iは30°~33°です。
このように、同じ番手でも角度が違います。
ゴルフクラブは、何度だから何番というルールがないため、このようなことが発生します。
ロフト角は少ない方が飛び、大きい方が上がる
というのが基本です。
ただしヘッドスピードが遅いと、ロフト角がある一定のところまで立つ(少なくなる)と逆に飛ばなくなるから厄介です。
それにスイングの仕方によってもこれは変わるため、初心者の人が自分に合った角度を選ぶことは不可能なのです。
結局は無難なものを選びたいのですが、これはヘッドの重心との関わり合いもあり、決め手がありません。
ただ、重心設計とのからみまで考慮した商品は、それなりにお高くなるのは確かです。
やはり性能はお値段相応の部分もあります。
では、お値段に関わる「素材」についても確認しておきましょう。
【素材】の比較

ドライバーはチタンがいいです。
お値段をおさえる場合はアルミやジュラルミンといった素材を使います。
表の「?」は非公開なので、そういった素材が使われているかもしれません。
重さをはじめ、スイートスポットの大きさ、打感、打音、などに影響するため、おすすめはチタン一択です。
フェアウェイウッドとユーティリティはステンレスがおすすめ。
お値段をおさえる場合はアルミやジュラルミン、スチールを使ったりします。
アイアンはステンレスがおすすめで、ゼクシオなどはフェース面にチタンを使っているのでさらにスイートスポットが大きくなりますが、お値段が高くなります。
パターもステンレスがおすすめ。
値段をおさえる場合はアルミ合金やジンクといった素材を使いますが、見た目からして違ってしまいます。
では最後に「大きさ」を見てみます。
【大きさ】の比較

大きさについては1Wだけ見れば十分。
それ以外の大きさは、ベテランゴルファーでも知らない人がほとんどですから。
現状1Wは460CCがほとんどです。
大きい方がスイートスポットが大きくなるからです。
ただ、440CCがダメということは全くありません。
大きな性能の差というより、構えたときの感じや好みも結構ありますので。
あと、キャディーバッグの大きさは、8.5型の方が8型よりクラブを入れる口の部分が大きくなるのですが、見た目ほぼ分からない程度ですので気にしなくていいです。
結論としてはここも選択基準にする必要のないところです。
以上、「セット内容、重さ、長さ、硬さ、角度、素材、大きさ」を比較してきました。
ポイントをまとめます。
まとめ
- セットの内容より「重さ」が合うかに注意
- 「長さ」や「角度」の違いはとりあえず無視で大丈夫
- 上達したいなら精巧度の高い7万円前後以上がおすすめ
おすすめレディースゴルフクラブセット

なんとなく分かったけど
結局私はどのクラブを
買ったらいいのかな?

スポーツ経験を参考に
ヘッドスピードを予測し
「重さ」で判断しましょう!
◆「スポーツ経験はあまりないし、体力も自信ないな」という方はこちら↓
↑1Wも7Iも長さに対する重さが一番軽いのがポイント!
(1W=43.5インチ・273g/7I=35.5インチ・340g)
◆「スポーツ経験も体力も普通くらいじゃないかな」という方はこちら↓
↑長さに対する重さが普通なのがこれ!
(1W=44インチ・276g/7I=36インチ・345g)
◆「ソフトボールやってたし、体力には自信ある」という方はこちら↓
↑長さに対する重さが重めなのがポイント!
(1W=43.3インチ・286g/7I=36.25インチ・350gと長めで重め)
◆「それでも迷っちゃうなー」という方はこちら↓
↑やや軽めという設定が安心!8Iも入っていて、不足なし。
(1W=43.5インチ・275g/7I=36インチ・343g)
ゴルフクラブは、その人のスイングを作るという側面があります。
だからこそ初心者の方は、ここ(重さを中心に選ぶ)にはこだわってください。
今回お伝えしたことを踏まえて選べば「ハズレくじを引くことは絶対にない」と、自信を持って言えます。
ぜひ、的確なクラブ選びで一刻も早く練習を始めてくださいね。
ちなみにゴルフスイングを覚えていくには、ある2つのことを知らないと確実に上達が遅れます。
序文だけでもご覧いただく価値はあるかと↓
「ゴルフ 基本に悩まないスイングの仕方」
短期で確実に上達したい場合はゴルフスクールがおすすめ。
まずは気軽にお試しレッスンを利用しましょう。
なぜゴルフスクールがいいのかが気になる方は、
「ゴルフ 上達した人に見る3つの共通点【クラフトマンを経て見えた真実】」で確認してみてください。
今回は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
心おきなくゴルフが楽しめる世の中でありますように。
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